夏休みの宿題  長男坊 中学校編

長男坊、中学一年生の夏休みの出来事です。

夏休みも残りわずかとなったころ、毎年のことながら【理科の実験】で悩んでいる。

さんざん悩んだ結果。

今年は、身近なもので蟻を寄せ付けないものは何かを実験してみようということになった。(長男坊との打ち合わせにより。)

 

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実験の方法

① 板の上に中心を同じとする半径5cmと7cmの円を6つ描く。

② 二つの円の2cmの間に、たばこの吸いがら、おろしニンニク、からし、ペパーミントなどから作った水溶液を塗る。

③ 蟻の通り道に板を設置。

④ 円の中心に蟻が好みそうなもの(おいどんの食べかけのクッキーの破片に決定)を置く。

⑤ 30分ごとに写真を撮影。

⑥ 3時間から4時間撮影した結果から、何を使った水溶液が蟻を寄せ付けないかを導き出す。

 

この壮大なプロジェクトは早速実行にうつされました。

材料を集め水溶液づくり。

会社から拝借したベニヤ板にコンパスで円を描き。水溶液を塗布。

すでに時間は17時前。

クッキーのかけらを円の中心にセット。

17時からいよいよ実験のスタートです。

 

順調に、忘れることなく30分おきに撮影。

(いつしかおいどんが撮影係に・・・誰の宿題なの?)

 

19時すぎ、何やら外でガサゴソとする物音。

「何の音?」と勝手口のドアを開けて、おいどんびっくり!

 

長男坊に振り向きざま

「実験は中止や・・・」とがっくりした声。

「どうしたん?」と怪訝そうな長男坊。

 

「きっと、猫や・・・」

 

「猫がクッキー食べてしもうた・・・」

悔やんでも悔やみきれません、クッキーがなくなっていたのです。(ガーン。)

 

実験は翌日、クッキーを砂糖に代えておこなわれました。

 

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クッキーと言えば、

森永製菓のムーンライトが大好きな

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時に勝つ

《時は 物を壊していく・・・》THE MODS[「バラッドをお前に」大好きな曲です。

そうです、時は破壊者なのです。

 

仕事中、車で移動することも多々あり、移動中はよくラジオを聞いています。

あるラジオ放送でお話されていた、若いミュージシャンの方(名前は失念してしまいました。申し訳ないです。)が、

「時の流れに壊されないような作品を作りたい。」

と言われていたことが、胸に響きました。

こんな発想はおいどんの頭に浮かぶわけもなく、ただただ素晴らしい感覚だなと思った記憶があります。

ピラミッドは5000年。

史記は2100年。

法隆寺は1400年。

モーツアルトは230年。などなど・・

これらは時の流れにあらがうものなり。

芸術(絵画など)、文学、音楽、建築など、時の流れに失われることなく、今もなお人々の心を揺さぶるもの・・・。

ぜひ頑張って、後世に残る、いつまでも口ずさまれるような曲を作ってもらいたいなと思いました。

 

おいどん 楽譜が読めないのですが、作曲ソフトを手に入れて、いつか作るぞ自分の曲を!(ここからは、妄想が勝手に暴走し始めます。)

妄想では、曲がスマッシュヒットして音楽番組なんぞに出演し、スターの人たちと仲良くなって顔を売る。

一発屋だと陰口たたかれても、

「一発だけでも売れたんじゃい!」と豪語し。

歌じゃ無理だと俳優に転身。

売れなくなっても、バラエティー番組に出演し、おバカっぷりをさらけ出し、恥をさらして芸能界からフェードアウト。

嫁さんには愛想をつかされ熟年離婚

5年ごとに あの一発屋はどうしてる?的な番組に出て小遣い稼ぎ。

地方の小さなラジオ局でレギュラー番組を持ち、

ボクシングをやってる次男坊が、タイトルマッチをする時には国歌斉唱。

その後、大往生して地方新聞の訃報欄に載っけてもらい、

「惜しい人を亡くした。」とい悔やまれつつ、天国から高笑い。

 

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人生を舐めきっている?

ただの妄想オヤジか?

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬のおまわりさん?

二十数年前のお話です。

「ガーン、ショックだわー。」昨夜、居酒屋さんに行ったとき車を路駐した場所で嘆くおいどん。

少し前に居酒屋さん行った時も、そこに停めておいて大丈夫だったのに・・・。

忽然と姿を消したおいどんの愛車。

あったはずの場所には、アスファルトにチョークで何やら文字が・・・レッカー移動されてしまった。

 

その日は運悪く、朝九時からほかの現場での打ち合わせが入っていたのだった。

早く車を取りに行きたいのだが、打ち合わせは遅くなりそうな予感。

何とか公共交通機関を使いその現場に到着。

打ち合わせは案の定16時過ぎまでかかり、取り合えず警察署に急ぐおいどん。

 

警察署では事情聴取。

そこでおいどん「ハッ」とする。

なんと引っ越しして数日後のため、新しい住所を覚えていなかったのであった。

三十歳前のおいどんが、自分の住んでるところの住所もわからないなんて、やっぱり情けないよね。

そんなこと考えてドキドキしてると、

「お名前と住所をお願いします。」と取調べの担当者。(キターーー)

「あの・・住所がわかんないんですが・・・。」とおいどんモジモジ。

(頭の中では《犬のおまわりさん》にゃんにゃん にゃにゃーん・・・が鳴り響く。)

「えっ。」と担当者。 (にゃんにゃん にゃにゃーん・・)

「引っ越したばかりで覚えていません。」と言うと、担当者 思案顔。

(困ってしまって ワンワン ワワン あたりが頭の中で響いている)

 

「○○駅の近くです。」としか分からないおいどんに、地図を持ってきてくれました。

「指さして、このあたりの新しい社員寮です。」と言うと

「最近建った、ピンクのタイル貼りの建物ですか?」

「そこです。」とおいどん即答。

ようやく迷子のこネコちゃん状態を脱出。(よかった、よかった。)

車はレッカー移動の業者さんのところにあるそうなので、そそくさと取りに行く。

びっくりしたのが駐車料金。

移動されてから18時間近くたっており、罰金に匹敵する金額に消費税が、無慈悲にもプラスされ、唖然とするおいどんがそこにいました。

(踏んだり蹴ったりの一日ですな。泣きそうだったど。)

 

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今思えば、会社に電話かけて住所聴けばよかったなのだが、

その時は、頭の中がいっぱいいっぱいだった

若かりし日の たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見えない糸?

魚釣りが大好きな会社の後輩マサミンから聞いたお話です。

納豆好きなマサミン、遊漁船の上 友人と仲良く談笑。

相乗りの釣り客を含め計8人が釣果を競う。

最初のポイントで約二時間、あたりも来なくなり、次なるポイントへの移動途中です。

小腹がすいたマサミン、おやつ代わりに大好きな納豆を食べ始めました。

おいしく納豆を食べていると、ふとマサミン気づいてしまった。

風下の船尾にいる釣り客のおじさんが、顔についた何かを取ろうとしていることに・・・。

ハッと気づくと、マサミンの食べている納豆のねばねばの糸が、風に吹かれて風下に飛んでいく。

ゲッと思い、風下のお客さんから見えないように体の向きを変えて、納豆を大急ぎで食べたとさ。

(バイオ兵器やで!)

 

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いつかこの兵器を使ってみたいと考える

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の車 考

日本の物作りは素晴らしい。

今 務めている会社の軽トラックなんて、メンテナンスをしてると言っても、オイル交換程度なのに、15年も乗って走行距離20万キロメートルオーバーです。

機械なので当たりはずれはあるのでしょうが、それにしても素晴らしい耐久力です。

 

車の乗り換えを考えるとき、外国産の車も検討しましたが、のちのメンテナンスとその経費、およびサービス網のことを考えると・・・。

悩んだ末、国産車にすることに決定しました。

(かなり見栄はってますな・・・。)

まあ、予算的なものもあったのですけれども(これが現実 泣き)、気になったのが車の価格(車格も)とエンジンの排気量のこと。

おいどんの考えが古いことは、自分でもわかっているのです。

欧州などでは燃費などの関係から、エンジンを大排気量からダウンサイジングターボ(排気量を小さくし、燃費などを改善する。小さくなったエンジンのパワーとトルクを増やすためターボを装着)という流れになっている。

500万円前後もする車に1.2Lや1.5Lの排気量のエンジンが積まれていることが普通になってきましたが、その金額の車なら2000ccくらいの排気量のエンジンであってほしいと思うおいどんなのです。

小市民のおいどんの懐事情からも、故障の発生率と修理費を考えると手が出ない。

ドイツ社に乗ってる後輩の話を聞くとやはり大変らしい。

外国製の車はしょせん高根の花か?

 

車が売れないから価格が上がったのか、(五年ごとに乗り換えてたなんて夢のような時代もありましたけど。)世界の可処分所得が上がる中、日本だけが取り残されて可処分所得が下がっているからなのか、車の価格が庶民には厳しい価格となっています。

軽自動車でも200万円する時代。簡単に買い替えなんて無理なので、長く乗るようになるそして車が売れなくなるなんて、負のスパイラルですね。

 

PS

所得に対しての車の価格について【カローラ指数】なるものがあるそうです。

1966年の発売。初代カローラは90%、80年代から2000年までは30%前後で推移。

2010年に40%オーバー、2013年には50%越え、18年には57%となっています。

 

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若いころの妄想では

30代でBMW

40代でボルボ

50代でジャガーだったはずの

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガックリ・・

プルプルプル 電話が鳴る。

「聞いて下さい、聞いて下さい!」と後輩のマサミン。何か不満ありげな声です。

マサミンの家で起こった、ある意味  理不尽なことについてのトークショウの始まりです。

(暇なのか、時々このような電話がかかってくるのです。大体10分から長い時は20分超えるときもある。仕事にならんど!と思いつつも、話に耳を傾けてしまうおいどん。)

 

なんでも 先日 彼の体調が悪くなった時のお話だそうです。

風邪薬が家に常備されていなかったので、ドラッグストアに買いに行こうと思い、奥さんにお金貸してちょうだいと言ったところ、

「薬は高いのでダメ!」と言われ、

「そんなことぐらい、ぐっすり寝たら治るんよ!」と相手にしてもらえなかったことを愚痴る。

それに引き換え、マサミンの家で飼っている室内犬のハナちゃん。

体調が悪くなると奥さんが連れて、すぐに動物病院に急行。

お金に糸目をつけず治療を行ってもらえるのだそうだ。

「犬以下の扱いですな・・・」とおいどん。

「おかしい。おかしすぎるでしょう。」とマサミン。

 

マサミンの話を聞いて、昔聞いたことがあるお話を思いだしました。

どこかの社長さんが、ケガした社員さんに言ってたような気がするのです。

「良かったわ。機械が壊れんで。」

「修理するのにゃお金がかかるけーの。」

「大したケガじゃないんじゃろ。3・4日したら自然に治るよ。よかったよかった。」

社員さんだけじゃなく、聞いているこっちもガックリですね。

(まだこんな会社があったとは・・・。)

 

人間の尊厳について考えさせられるお話でした。

 

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そういえば、風邪で病院に行く費用は

なぜかおいどんの小遣いからの支払いだったような・・・

ちょっと悲しい

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストップ

おいどんが働き始めて約半年のとある日。(もう三十年前の話です。)

砕石が現場内に積み置かれています。

現場所長から水たまりになる場所に、その砕石を敷き均しておくように言われた先輩のヤマちゃん。

三時の休憩時間に、マレーシアから働きに来ているヤンさんに指示を出している。

「ここの砕石を水たまりに敷き均すんで、ここに山にしておいてください。頃合いを見て移動した量を確認しに来ます。」

「敷き均しは俺らが夕方やるんで・・・。」

「はい分かりました。」とヤンさん、とても元気です。

「ゲゲッ。」その俺らって、おいどんも含まれているのかな・・・。怪しくなって来たど。

「監督さーん。」他の業者さんから、休む間もなく声がかかる。

出撃です。

 

五時になり、そろそろ片づけをする業者を横目に、現場事務所に帰りかけたとき、先輩のヤマちゃんが真っ青な顔で近づいてくる。

(めっちゃ、嫌な予感するんだけど・・・。)

「ストップ言うの忘れとった。」ヤマちゃんの第一声。

まさかと思い砕石を確認。

「すまん。俺と一緒に運んでくれ。」

そこには大きな砕石の山。(ヤンさんまじめだね。よく頑張ったね。)

必要な量の約三倍の砕石がそこにありました。

 

「お前ら何やっとるんや?」と冷ややかな声の主任の声を背に、スコップとネコ車を準備するヤマちゃんとおいどんでした。

 

この後、砕石移動と敷き均しに一時間半かかりましたとさ。ヘトヘト。

 

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確認の大切さを身をもって知る

たたかう現場監督