水滸伝
学生の頃、NHKで人形劇 三国志を見てスッポリはまってしまい。
ちょうど同じ時期、駒田信二氏 訳の水滸伝が講談社から発売されていて、興味を持ち読んでみると、108人の好漢が生き生きと描かれており、数か月おきに発売される新刊をとても楽しみにしていました。
駒田信二氏 訳の水滸伝は、今は発売されていないのですが、原作のおもしろさを知っておくことも大切だと思います。ぜひとも再販してほしいものだと切に願っています。
なぜ今水滸伝?なのかというと、本屋さんで田中芳樹氏の新・水滸後伝(上下巻)講談社文庫を見つけてしまったからなのです。
1冊づつしか残ってなかったので慌てて購入しました。
どんな物語が展開されるかドキドキです。
明の時代に羅漢中によって書かれたといわれる。
108の星の生まれ変わりの好漢が乱れた北宋の世で、好む好まないにかかわらずアウトローとなり、自然の要害 梁山泊を拠点として反乱を起こす。が、皇帝の詔勅(みことのり)を得て、国のために戦う・・・。という物語です。
(実際に宋江という人物が首領とする36人を大将格とする反乱軍がいたらしい。)
おいどんは登場人物の中で一番好きなのは、燕青ですね。
全身に見事な刺青があり、弩や体術の達人。
仲間ではあるが、暴れん坊の李逵すら体術で手名付けてしまうほどです。
音楽などの芸事にも優れ、機転が利きます。
国のために戦い功成り、富貴となれる身にもかかわらず、飄然と姿を消す去り際が、なんともかっこいいのです。
by
いつか令和の燕青と呼ばれたい
たたかう現場監督