完成検査の日

五十肩の痛みがようやく取れ半年が経ちました。

約十年前、後輩が38歳にして四十肩になり、肩が痛くて腕をあげることができないと言ってた時、大笑いしていたおいどんにもその時はやってきました。

眠っている時、肩に違和感があったのです。

すぐに治るだろうと思っていたら、日に日に痛みが増してきて、後輩と同じく腕を高く上げることができなくなりました。

無理に動かすとすさまじい激痛が走り、しばらく動けなくなるような状態に・・・。

いい年したおじさんがしゃがみこんで、痛みがなくなるのをじっと待つこともしばしば。

あの時後輩を笑ってしまったけど、笑い話ではない痛みがあります。

遅まきながら申し訳ありませんでした。

「まあ、最低 治るのに半年やね。」と業者の人に言われたけど、本当にその通りでしたね。

 

先日、公共工事で東屋をたてたときのこと。

この東屋は、周囲にテント幕を張り、簡易ではあるが風雨を遮ることができるようになっており、災害時に使用されることを想定した施設です。

工事も終わり、検査当日。

午後からの検査のため、昼前にテント幕を設置しようと、おいどんを含め社員四人で作業に取り掛かった時、

「俺 五十肩で腕が上がらんので、俺は下のほうのロープを結ぶよ。」と先輩の一言。

「僕も腕が上がらないんです、四十肩なもんで。」と後輩。

「おいどんも昨年は右腕が五十肩になり、腕が上がらんようになったんよ・・・。」などと急に四十・五十肩談議に花が咲く。

「なんで四人中二人も肩痛持ちなんや。 どないなっとるんじゃい!」なんて口が裂けても言えません。

てなことで、二十代の後輩とおいどん二人で脚立を使い、上部の紐を結ぶ作業になりました。

テント幕を紐で固定していくだけの作業なのですが、このようなことがあるんですね。

 

四十代の後輩は、野球をやっている小学五年生の子供さんがいるのですが、キャッチボールもできなくなりショックを受けている。

「そろそろ本格的に野球を教えてもらえると思っていたのに、なんでこのタイミングで四十肩なんかになっちゃうの?」と奥様からのとどめの一言を食らったらしい。

「自分の力じゃどうしようもありませんね。」とさみしそうにつぶやいていました。

 

by

四十肩・五十肩の予防には

ラジオ体操が一番効果がありそうだと決めつける、

たたかう現場監督