人間 長い間 力を握ると・・・

権力を握り、その座に長いこと居座るようになると、理性が欲望に負けてしまうらしい。

自己に都合よく拡大解釈を続ける鈍感力は、目を見張るものがあり、時間の経過とともに肥大していく。

その権力の大きさゆえに、意見するものを排除するようになると、ついには裸の王様の誕生である。

本来ならば、反対意見でも精査し、良い意見であれば取り入れるべきなのだが、得体のしれないプライドがそれを阻む・・。

困ったことは、本人が裸の王様になったことに気づいていないだけでなく、いつまでもその権力を見苦しいまでに手放さないこと。

引き際の美学など、こんな人たちにはないのである。

いつしか、ドン・闇将軍・ご意見番とか長老などと呼ばれご満悦。

このお方様を頂点とした村社会が形成されていく。

村のおきてを守らないものは村八分

徹底的に排除です。

政治屋さんなどは、国民の為でなく、自分と取り巻きの太鼓持ちのような連中のための政治。

国民そっちのけで、わが世を謳歌する。

トリクルダウンなんてかっこいい言葉を信じて口開けて待ってたけど、何のおこぼれも落ちてこなかったど。

大企業とお金持ちが優遇されただけだった。

国家百年の計も、志も覚悟もない。

このまま日本はどうなるのか心配でしょうがない。

一人の人間に権力が集中しても、ローマの五賢帝時代のように【人類が最も幸福であった時代】と呼ばれ、平和と繁栄を国民が享受することができた時代もあったのですが・・・。

 

遠い昔の夢物語ですね。

 

N産自動車の労働組合のドンと呼ばれ、数十年間も権力を握り続け、N産自動車を没落させた○○氏。

組合員の生活向上に努めていた一人の男が、自らの力の大きさに気づいた時から、変わってしまったのです。

 

N大学の背任理事の件もまたしかり。

理性のブレーキなんてついていませんね。

 

聖人君子でない限り、理性が みっともないくらいむき出しの欲望に負けてしまうのです。

 

by

みっともないなんて言葉

最近の人は知ってるのか

ふと不安になる

たたかう現場監督