湖北省 高速道路倒壊のなぞ

多少建築の仕事をしている関係で、この事故のニュースをつい見てしまった。

四人の方が亡くなられるという痛ましい事故だが、動画を見てゾッとした。

道路の床版と橋脚の接続部がきれいに分かれており、元は床版が橋脚の上に置かれていただけの状態だったのだろうか?という疑問が浮かんできた。

倒壊した部分の橋脚は単独のⅠ型の形をしており、日本の新幹線などの橋脚のように、単独でも T 型ではない。

T 型の橋脚ならば走行車線のどちらかに荷重が偏っても、床版の荷重を橋脚で支持しやすいのだろうが・・・。

床版が橋脚の上に置かれているだけならば、荷重の偏りによってバランスが崩れ、今回の事故が起きることはむしろ当然で、今まで倒壊しなかったのが不思議なくらいである。

 

昔、高速鉄道の事故で40人の方が亡くなられ、200人が負傷されたという事故がありました。

この時の中国当局の対応は、事故の原因究明もせずに、翌日には事故の先頭車両を穴を掘って埋めようとしていました。

証拠隠蔽との批判が相次いで起きると、あわてて掘り起こしにかかりました。

おそらく事故の真相究明はされてないように思います。

今回の高速道路倒壊の事故も、壊れた部分だけ作り直して終わりのような気がします。

(単独の橋脚部分と床版の接続部の安全確認だけでも行ってくれればと願うのです。)

おいどんの単なる妄想ならばよいのですが・・・。

 

ふと気になったのが、落っこちた床版です。

この床版、かなり剛性が強いのか、ほぼ原形を保ったままのように見えました。

(壊れてないようなので、ちょっとびっくりしています。)

多少の補修をして使えそうならば、当局はそのまま無理やりにでも橋脚の上にのっけてしまうんじゃないかと、少しひやひやしている おいどんです。

 

by

中国当局が行うことに

間違いは絶対にないと思う

たたかう現場監督