がんばれ いすゞ自動車
いすゞのトラック。
親父がダンプの運転手だったこともあり、身近な存在でした。
何台もダンプを乗り換えていましたが、
「いすゞのトラックが一番じゃ!」と言っていたことが記憶に残っています。
日本の高度成長期(こんな時代も昔はあったのです。)の時代には、ほぼ3年ごとにダンプを買い替えていた親父。
ダンプに貼る高齢者マークのステッカーを購入しようとしていた親父に、
「そんなステッカー貼ったダンプ、見たことないど。恐ろしい。そろそろダンプ降りてええじゃろ。事故せんうちに。(事故しない間に)」と話し、ようやく降りるまで、50年間乗り続けてきた親父が言うのだから間違いないのでしょう。
現在は乗用車を生産してはいませんが、いすゞの作った乗用車には興味深いものがたくさんあるのです。
おいどん一番のお気に入りはピアッツアですね。
近未来的なG・ジウジアーロの個性的なデザイン。
外観だけでなく運転席周りのデザインもすばらしいのです。好き嫌いはあると思いますが・・・。
SOHC 2000cc TURBO グロス値ではありますが180PSを発生するスポーティーなモデルもありました。
個人的には輸出仕様4灯ライトのピアッツア・ネロが大好きです。
イルムシャー、ロータスによるスペシャルなモデルもあり、知り合いの人はいまだに、何台目かのピアッツアに乗っています。
117クーペは初期型の丸目4灯のタイプがとても美しいデザインです。
これもピアッツアと同じG・ジウジアーロのデザインです。
当時の技術では出せなかった曲面を手作業で行っていたためハンドメイドとも呼ばれています。
子供のころ初めて見たときは、外国の車だと思っていました。
続いてはベレットですね。ピアッツアから順に古くなっていますが・・・。
この車は前の会社の先輩が乗っていたこともあり(25年前ですが)、一度運転させてもらったことがあります。
パワステなど当然ついていなくて、取り扱いには多少苦労しますが、そのコロンとしたデザインがかわいらしい車です。
先輩は中古のベレットを80万円で買って、100万円かけてレストアなどを行ったそうで、80万円で譲ろうかと言われたこともありましたが、新車を買ってすぐだったため断りました。
今になって思うと買っときゃよかったかな?なんて考えてしまいます。
実際買うことを検討したのは、ビッグホーンですね。
業者の人が乗っているのを見てほしくなりました。
派手さはないが、優れた技術とまじめな車作りがおいどんの心をとらえました。
(結局、おいどんは新潟にいたにもかかわらず、四駆のビッグホーンではなく、ユーノス・ロードスターを買ってしまうのですが・・・)
海外では このビッグホーンの後継車が販売されているとのことです。
そのほかにも 街の遊撃手 ジェミニもありますし、かなり意欲的な乗用車を作っていた印象があります。
話が急に変わってしまうのですが、ここ最近は「いすゞのトラック」の歌が妙に心にしみるのです。
聞いていると、いすゞの応援歌のように思え、思わず「いすゞ がんばれ!」と叫んでしまいそうになる歌なのです。
かつてはトヨタ、日産とともに、日本自動車業界の御三家だった いすゞ。
ささやかながら エールを送ります。
PS
イギリスの自動車メーカー ロータスの二代目エランには
なんと いすゞ製の1.6L 4気筒エンジンが積まれていました。
By
たたかう現場監督