現場監督 2 実務 (品質・安全)
実務1の続きです。
品質管理
工事を進めていく中で、設計図書(仕様書)に沿って、品質を確保していくという業務です。
コンクリートの試験、配筋の径・本数・ピッチ・かぶりなどが適切に施工されているかの確認、その証明となる写真撮影などを行います。
限られた工期や予算の中で、できるだけ良いものを作ろうとするとき、大切なのは業者選び。
「工期を守り、安全に良い建物を作るぞ!」という思いを共有できる業者は宝物です。
良い業者を選び、また、良い業者から選ばれるように、良い段取りをしてあげましょう。
現場では勘違いや、指示ミスなどにより、間違いが発生します。
このようなトラブルが発生した時は、現場の上司がいればすぐに報告。
良いことよりも、悪いことほどより早く。
自分のチョンボ(死語?)を、怒られるから(現場所長・業者などから)と報告せず、放置しておかないこと。
対応が遅れれば遅れるほど事態は悪くなります。
特に構造的なものは、取り返しがつかなくなることもあり、最悪の場合は建て直しの可能性もあります。
現場管理において、ダメなものはダメ! 直すものは直す!
迷ったときは、苦しいほうの選択をする、強い心が必要です。
作った建物をクライアントや利用者などから喜んでいただけるよう。また、「この建物は、俺らが作った。」と胸を張って言えるよう努力していきたい。
安全管理
ケガだけでなく、死亡事故が多いのも建設業界の特徴です。
安全な作業環境を整え、注意喚起を行い、事故が起きる可能性を、できうる限り少なくするという業務です。
三大災害(墜落・転落災害、建設機械・クレーン等災害、崩壊・倒壊災害)には特に注意が必要。
KY活動など事故防止の勤めるとともに、災害防止の意識の向上を図る。
有資格者による作業の励行。
作業手順の厳守。
などなど、無事故で現場を終わらせることを最優先します。
by
幸いにも、建設業に携わって今まで、
大きな事故がなかったことに感謝する
たたかう現場監督