セネカ 人生の短さについて 子供にも読んでほしいんだが・・・
人間の人生は短い。
確かに、平均寿命がいくら高くなった。
とはいえ、車の運転などで人に迷惑かけないで、元気に歩き回れるのはいつまで
か・・・
セネカ・・・あまり知られてないようなのですが、おいどんは23歳の時に出会いまし
た。
日々、死に向かっていることを自覚し、他人や雑事に自分の時間を奪われず、自分自身
の時間をつかみ取れ。
時間をむなしく使うな。
自分の人生をしっかり生きろ。
このような感じの本です。
読んでいく中で、ウンウンと頷くことが多々あり、共感できました。
イエス・キリストと同年代の人で、政治家、ストア派の哲学者です。
(ストアはストイックの語源と言われる)
ローマ皇帝のネロの幼少期の家庭教師。
皇帝カリグラに処刑されそうになったこともある。
最後は、ネロに自殺を命じられる。
著作だけでなく、その人生も大変興味深い人です。
子供にも、というより自分自身に向かっての言葉なのだが・・・
「今の自分は、過去の自分の一日一日が積み重なり作り上げられたものなのだから、そ
の一日を大切に使おう。」
「昨日の自分を超えていこう。」と話しかけるも。
「はいはい、わかりました。」くらいの答えです。
どんなお金持ちも、若さを買うことはできません。
その価値ある若さとこれからの時間を大事に使ってください。
人生の短さについて 他2編 セネカ著 茂手木元蔵約 岩波文庫
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携帯電話でニュースや動画をボーっとみてて、自分がやろうとしたことを
ついつい忘れてしまう ダメな たたかう現場監督