サブリミナル効果?

昔のお話です。

この年になってもまだ、建築にかかわる記憶(小学校低学年のころ)があるのですが・・(何度もその記憶を反芻しているからか?)

・友人のお父さんが建築の仕事をされていて、地下室付きの家を見せられた時に、その仕事をうらやましく思ったこと。

・「新婚さんいらっしゃい」というTV番組で、23歳くらいのご主人さんが「職業は現場監督です。」と言ったとき、「すげー、こんなに若いのに監督なんじゃ!」と思ったこと。

・借家住まいだった時、親戚のおばさんが運転する車の中から、大きな庭のある家を見て、「あんな家を建てて住みたい。」といったこと。

・何かの雑誌で、建築家フランクロイド・ライトの落水荘(カウフマン邸)の写真を見て、その美しさに衝撃を受けたこと。

このようなことをしつこく覚えているのです。

 

大学の学科を選ぶとき頭に浮かんだのは建築学科。

一瞬、女子高校の物理の教員になるため物理学科も考えましたが、結局、卒業してからどんな仕事に就きたいなんて、深く考えもせず建築学科に決定。

物理学科に行って、教職になんぞついていたら、今頃つまらない事件を起こして、きっとお縄になっていたことでしょう。

 

今になって考えると、上記のようなことがサブリミナル効果的に意思決定に作用したのかななんて考えてしまいます。

「現場監督なんてそんな偉いもんじゃないよ。」「よく考えたほうがいいよ。」なんて言ってくれる大人なんていなかったのです。

そんなこんなで、なっちまったよ現場監督に!

泣きそうになったことは多々あれど、それも過ぎれば笑いのネタ。

大きくはないが庭のある家を自分で設計して、自分で管理して建てられることができたのは現場監督になったから。

借金地獄ですが・・・建設業に携わることができて感謝。

 

by

子供の頃の夢「庭のある家」が現実になったので、

ナポレオンヒルの「思考は現実化する」に対抗して

「妄想は現実化する」という本を出版したいと妄想する

たたかう現場監督