ある程度の適当さは必要・・・。
昔、建築の現場監督として働き始めたころ、聞いたことがあるお話です。
ある工事現場の所長さんは、お施主さんや設計の要望への対応、下請け業者との追加工事の金額交渉、利益が出てないなどの社内でのつるし上げなどによって、ノイローゼになりました。
いつも緊張してピリピリした状態で仕事をしていたのですが、現場での事故や重大な施工ミスなどが発生し、精神がやられてしまいました。
日本人はとてもまじめで、失敗など都合の悪いことは内々で処理し、表ざたにしないようにと考えがちなので、非常に悩み苦しみます。
その現場所長は、ある日 現場から突然いなくなり、発見されたときはこの世の人ではなかったというお話です。
最近このようなお話は聞くことが無くなったので、勝手に安心しています。
まずは、悪いことが起こったら、隠そうとか一人で何とかしようと思わずに、社内で情報を共有することです。(それが許される会社であってほしいと願います。)
良いことよりも、悪い情報ほど早く対応する必要があります。
初動を誤らないためにも、社内で意思決定を行い、素早く適切に対応することが肝心です。
全部一人で抱え込まないこと。
情報共有により個人の精神的負担を軽減し、冷静な対応が可能となるはずです。
多少上司には怒られ、社内の評価も下がるでしょうが、命まではとられません。
まともにすべてを受け止めずに、北斗の拳のトキのように力を受け流すことも必要です。
ただ、おいどんのように受け流し過ぎると、単なる適当なおっさんになってしまいますが・・・。
ただ、心が座屈してしまわないように・・・。
by
体は固いが、
心はグニャグニャな
たたかう現場監督