転校

次男坊が小学校五年生になるときに、引越ししました。

引越しする前の学校では、生徒数が少なすぎて複式学級で学んでいました。

そんな環境から、学年3クラスの学校への転校となったので、早く友達ができてクラスに溶け込めればよいのだが・・・と心配でした。

転校初日、おいどんが車で次男坊を学校まで連れていき、教頭先生に託して仕事に出かけました。

お昼前、始業式が終わり、学校から帰り始めた沢山の小学生たち。

「次男坊も帰ってきたかな?」なんて12時前に家をのぞきましたが、まだ帰っていません。

お昼ご飯を食べて、もう一回家に寄ってみるが帰ってません。

すでに12時40分過ぎ、遅すぎます。

学校まで行ってみようと車をとばすおいどん。

学校近くの橋の上。ぽつんと一人で立っている次男坊を発見。

そういえば、次男坊は家から学校までの道を歩いたことないので、当然帰り道もわからなかったのです。

おいどんの失敗です。

すぐに車にのっけて、家に帰ります。

「クラスの男の子に、こっち見るな!って言われた。」

「学校行きたくない!」とつぶやく次男坊。

胸がキューッと締め付けられます。

だがかける言葉が見つからないおいどん。(情けないですな。)

次男坊を家まで送り、

「まあ、ご飯食べようや。じいちゃんも待っとるど。」と玄関に入る次男坊を見送り、仕事に戻るおいどん。

 

早めに帰宅すると、庭で兄ちゃんとサッカーのパス練習中。

これで少しは落ち着いたのか、夕飯時には学校の様子がどうだったかなど、いつもにもまして話してくれました。

 

翌日は、昨日の嫌なことを胸にしまって、地域のみんなと集団登校に参加。

よく負けずに登校してくれたと、少し安心しました。

また変なこと言われてりしないか不安になって、17時過ぎに帰宅。

帰ってびっくり!

家の中には見たこともない子供たちがたくさん、リビングの床に座って漫画を読んでいる女の子や、庭で走り回る男の子たち、総勢十数人。

「何が起きたの?」

「わからん。」と次男坊。

「みんなを家に呼んだんか?」

「別に呼んでないけど、みんな来た。」

新しい家だと珍しいのか、勝手に押しかけてきた子供たちの大騒ぎは、この後2日続きました。

やれやれですな・・・。これって地域性なのかな?

何とか次男坊が新しい学校になじめそうな気がして、ほっとしたおいどんでした。

 

by

子供たちが転校して

一週間は気分が落ち着かなかった

たたかう現場監督