衝撃のカミングアウト まじポン! そして がっくり
仕事のことでよく電話がかかってくるのは、ミサミン。
会社の後輩なんですが、もう20年近く現場監督として働いている。
現場監督は昔ほどではないのだろうけど、やはり3K。
きつい、汚い、危険、(給料少ない、帰れないなど)・・・4K,5K?
画面解像度じゃないんだど。
確かに建物の工程・品質・安全・お金の管理など、やらなきゃいけないことが沢山あり大変です。
しかし、建物が完成し、お施主さんの喜ぶ顔など見れば、こちらもうれしく、満たされた感じになり、その苦労も吹っ飛んでしまいます。
なんだかんだと言っても、建物を作るのは面白い。
おいどんはこの仕事、やっぱり好きなんです。
働いている時間は人によって違うのでしょうが、おいどんの場合、通勤時間を含めて11から12時間。
睡眠時間は6時間なので、起きて活動している時間の6割が仕事関係に費やされます。(ひどい現場では8割前後になることも・・・)
この6割の時間が、自分の好きなこと、やりたいことであればよいなと思うのは誰しも。
そんな風に考えると、あまり考えることなく、この仕事を選んでしまったけど、結果良かったなと思うおいどんです。
愚痴を聞いた後。
「なんだかんだ言っても、この仕事は面白いよのー。」と当然のように聞くと。
「全然面白くないです。」
「仕事初めて20年ちょっとですけど、1回も面白いと思ったことはありません。」と笑いながら、ミサミン。
「まじポンですか? そんなんはじめて聞いたど!」
頭の中 パニック状態。真っ逆さまに深い闇の中に吸い込まれていく感じ。
「本当に、一回もないんかい?」
「残念ながら、一回も・・・・」とミサミン 苦笑い。さらに
「食べていくために、しょうがないんでこの仕事やってるだけですよ。」と追い打ちをかけられる。
「そうだったんかい!」
「楽しそうにやっとるんで、そんな風に思っているなんて考えてなかったよ。」とおいどん。
人それぞれ、仕事との相性はあるのでしょうが、好む好まないにかかわらず、生きていくためには、働かなければなりません。
少しでも仕事の時間にやりがいが見いだせれば、多少なりとも充実した人生を送れるように思います。が、確かにその仕事についてみなけりゃわからないよね・・・
生きていくって、難しいことですな・・・しみじみ思う おいどんでした。
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思えば、よくもまあ辞めず(建築業)に続けてきたもんだと
遠くを見つめる目になる
たたかう現場監督