手料理 家庭の味

おいどんの稼ぎが少ないため、嫁さんにも働いてもらって、何とか今の生活が維持できています。

疲れて帰ってきた嫁さんに、手間のかかるような料理を作ってくれなんて言えるはずもなく。

嫁さんもサラサラその気はない。

ただ思うに、何か一つだけでもそれぞれの家庭で、我が家の味と言えばこの手料理だねっていうものがあれば、喜ばしいと おいどんは思うのです。

たとえば、都会で働く子供さんが、ふと懐かしくなる料理があることは素晴らしいこと。

高価な食材は使ってないが、お母さんの愛情こもったコロッケやハンバーグなど・・・。

家に帰りたくなるような懐かしい料理。

 

昔 誰かに、奥さんの作る手料理は何が好き? と聞かれ。

「刺身こんにゃく。」と答える おいどん。

「奥さん、こんにゃく作れるの?」とびっくりされ。

「いやー、スーパーで買ってきたのをカットするだけです。」

「それって家庭料理なの?」

「わたくし、嘘をついておりました・・・。」なんて馬鹿話をしたことを思い出してしまった・・・。

 

「亡くなる前の最後の食事は何食べたい?」と聞かれると

「親子丼と茶碗蒸し。」とおいどんは答えます。

キャビアやフォアグラなどが食べたいなんて全く思いません。

これで十分と思える家庭料理があることは、幸せなことだと思うのです。

(おいどんの勝手な妄想ですが・・・。)

 

by

あくまでも庶民的な

たたかう現場監督