脱炭素社会を目指す。

トヨタはバッテリー電源の電気自動車(BEV)ではなく、水素を発電エネルギーとした燃料電気自動車(FCEV)への開発ベクトルが強い。

先日のCOP 26などで、ますます脱炭素に向けての取り組みが加速しそうです。

なぜか急激にカーボンニュートラルが声高に聞こえ始めた気がする昨今。

自動車業界にもその波は押し寄せてきています。

現段階の技術力で考えると、自動車の燃費効率を上げる方法としては、ハイブリッドエンジンなのだろうが、流れは一足飛びにEV化へと進んでいる。

このままでは環境対策が手遅れになるからなのか?

はたまた、この時流に乗って、何かしら主導権を握ろうとする思惑があるのか?などと疑り深いおいどんは、勘ぐってしまうのです。

インフラの整備や水素製造のコスト、安全性など多くの問題を抱えるFCEV。

航続距離の短さや充電時間の長さなど、BEVにも問題はありますが、FCEVほど高い技術力を要せず、EV自動車産業に参入しやすいのはBEVなのです。

FCEVは水素を燃やして発電し、ほぼゼロエミッションなのだろうが、BEVは発電された電気を充電するため、充電用の電力を作る必要があり、そのためにCO2の排出量が増えたのでは、本末転倒です。

この先どちらが主導権を握るのでしょうか?

歴史を振り返ると、ビデオデッキのベータとVHSの争いではないのですが、いくら良いものを作っても、いち早く普及させなければ負けとなる場合もあります。

環境のことを考えると、トヨタの考えが正しいとおいどんは思うのですが・・・・。

 

話は少しそれますが、おいどんの地元にはマツダがあります。

熱血エンジニアリングの会社です。

古くはロータリーエンジンの実用化。

現在はスカイアクティブエンジンの開発。

マニアックなことを言えば、世界最小のV6エンジンの製作や、プレッシャーウエーブ スーパーチャージャー搭載のディーゼルエンジン搭載車をつくった、優れた技術力を持っています。

いきなりEV化なんてしたら、今まで開発してきたエンジンはどうなるのだ!

がんばれマツダ!と叫びたくなる おいどんです。

一国に、これだけたくさん優れた自動車メーカーがいる日本。

その技術力に追いつけない諸外国が、化石燃料ベースの自動車産業をEV化(脱炭素)という大義名分で、日本の自動車産業をクラッシュさせ、日本のパイを奪おうとしているのではなかろうかと妄想(被害)するのです。

 

by

マツダもですが

負けるなトヨタ!とも叫びたい

たたかう現場監督