ベネチア

ヨーロッパで訪れたい場所が三つあります。

イタリアのベネチアフィレンツェ、フランスのモンサンミッシェルです。

ベネチアは大学生の時と新婚旅行で二度訪れています。

理由はもう一度ムラーノ島に行って、ベネチアングラスの人形を手に入れたいからなのです。

(新婚旅行で手に入れた、思い出のガラス細工の人形が、引越しをしたせいか、内部で壊れた音がするのです。)

もう一つの理由が、リアルト橋・サンマルコ広場・サンマルコ大聖堂・ゴンドラの行き交う光景・色とりどりのベネチアンマスクの飾られた店舗のある路地など、ベネチアの街の雰囲気をもう一度味わいたいのです。

その昔ゲルマン人に追われた人々が、安住の地として自らの力で作った都市。

ベネチア湾のベネチア本島の島々や潟(ラグーナ)に木杭を打ちこみ、石灰岩を敷いて土台とした上に建物を建造してこの都市が成り立っている。

木杭は水中では空気に触れることがないので腐らず、1500年にわたってこの都市を支えている。

こんなことまで昔の人は、知っていたのですね。

地盤沈下・建物の老朽化・高潮などに加え、地球温暖化による海面上昇がつづくと、ベネチアは水没してしまう可能性があるのです。

11世紀には東ローマ帝国海上防衛のため、造船や軍艦の修理を担う。

16世紀には世界的な海軍力を持つ都市国家となる。

マルコポーロもこの都市の商人であった。

まるでワンピースに出てくるウオーターセブンのようですね。

ベネチアに興味のある人には、塩野七海さんの【海の都の物語】をお勧めします。

 

新婚旅行の時、おいどんたちともう一組のカップルでゴンドラに乗り、夕焼けの中、目の前で歌われるカンツオーネを聞いたご主人さんが、感動のあまり泣いていたこと。

ムラーノ島でガラス細工職人により、真っ赤なガラスが息を吹き込まれるように、見事な馬の形に変わっていく様の感動。

学生の時、とまった宿のトイレがやけに大きく、8畳ぐらいの一番奥にポツンと一つ便器が設置されていて、「こんなの、ノックされても、どうしようもでけきんど!」と思ったことなど次々思い出されます。

 

ああ懐かしき水の都 ベネチア

思うたびに心は駆け巡るのです。

(単なる妄想と人は呼ぶ・・・。)

 

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