おすすめ本

朝三暮四 お猿さんを人類に例えると・・・

大好きなお話です。 『荘子』や『列子』に出てくるお話です。 内容を知っている方も多いと思います。 お猿さんが増えてしまったため、どんぐり(食事)の量を減らす必要が出てきました。一匹当たり、朝はどんぐり 3個、夕方はどんぐり 4個にしようというと、…

淮南子を読んで・・・。

以前読もうとしてみたものの、読みかけて本棚に眠っていた本です。 読み始めていくうちに、この文章の中に編纂者 劉安の、得体のしれない気概を感じ始めていました。 皇帝のあるべき姿、思想など、指南書のごとき体をなしています。 心に残ったのは「虚心恬…

東芝 日本の縮図か?

高校生の時、ゴルフ場でキャディーのアルバイトをしていました。 プレイされていた方がお話されていたことが、いまだに忘れられないのです。 「出世しようと思ったら、上の人間の気持ちを察して、先回りして上司がご機嫌麗しいようにしておかなければダメだ…

杉良太郎さん的生き方 理想の形の一つとして・・・

先日、ヤフーニュースを見ているとそこには俳優・歌手の杉良太郎さんの記事が・・・。 慈善活動を行われていることは知っていたのですが、その規模の大きさに圧倒されました。 杉良太郎さんは、27歳から国外での慈善活動を開始されています。 しかし、学校の…

受け身 脳

スマホの画面を眺め続けている人が多い。 食事の時にも関わらず、ながめている人も・・・。 おいどん思うに、この人たちはスマホに頭の中を乗っ取られた人たちなのだろう。 その便利さゆえに、常に持ち歩き、スマホを持っていないと不安にさえなる人もいるそ…

忠告・戒め   ラ・ロシュフコーを知っていますか?

ラ・ロシュフコーはフランスの名門貴族の生まれです。(1613年~1680年) ルイ13世、ルイ14世の治世を生き、武人として戦争に参加し数度の負傷を追う。 40歳からは文筆活動を開始する。 政治的な権力争いや駆け引き、貴族たちの上っ面だけを取り繕った自堕落…

ベネチア

ヨーロッパで訪れたい場所が三つあります。 イタリアのベネチアとフィレンツェ、フランスのモンサンミッシェルです。 ベネチアは大学生の時と新婚旅行で二度訪れています。 理由はもう一度ムラーノ島に行って、ベネチアングラスの人形を手に入れたいからなの…

お茶と発酵  お茶の効能

【発酵は錬金術である】という小泉武夫先生の本を読んだことがあります。 読みながら、まさにその通りだとしみじみ思いました。 身近なところで言うとお茶ですね。 緑茶は無発酵。 ウーロン茶は半発酵。緑茶をかごに入れて運んでいくとき、茶葉が竹籠にこす…

クリスティーナ・ロセッティと金子みすゞ

それはおいどんが大学生だった時のこと。 ある調べものの途中、一冊の本の中の詩が、なぜか心に残りました。 【私が死んでしまっても】 私が死んでしまっても、 愛しき人よ 私のために悲しい歌を歌わないでください。 ・ ・ ・ そして、あなたが思い出すのな…

高杉晋作 

中学校の歴史の授業で、友人から 「高杉晋助に似ちょるのー。」と言われたことは、なぜかいまだに覚えているのです。 教科書には馬のように長い顔で、なで肩の人物の写真。 奇兵隊の創始者云々と書かれています。 「どこが似ちょるんじゃ、俺のほうがまだか…

水滸伝  

学生の頃、NHKで人形劇 三国志を見てスッポリはまってしまい。 本屋さんに吉川英治氏の三国志(全8巻)を買いに行きました。 ちょうど同じ時期、駒田信二氏 訳の水滸伝が講談社から発売されていて、興味を持ち読んでみると、108人の好漢が生き生きと描かれて…

おぼえていますか? ティムール 悠久の青の都

もう、行きたくて行きたくてしょうがない。 行こう、ウズベキスタンに! お金貯めて一緒に行こうと嫁さんに言ったら、 「あんた 一人で行ってきんさい。」との冷たいお言葉。 全然興味ありませんな、こりゃ。 ティムールって人物を覚えていますか? 歴史で習…

読書 事始め   ノックの音が

ほとんど本など読まなかったおいどんに、 本を読むきっかっけを作ってくれた、思い出深い一冊の本です。 中学生の時、友人が何冊かの本を貸してくれました。 当然読みもせず、机の上に置きっぱなし。 ある時、風邪をこじらせ学校を休むこと3・4日。 ただ寝て…

セネカ  人生の短さについて  子供にも読んでほしいんだが・・・

人間の人生は短い。 確かに、平均寿命がいくら高くなった。 とはいえ、車の運転などで人に迷惑かけないで、元気に歩き回れるのはいつまで か・・・ セネカ・・・あまり知られてないようなのですが、おいどんは23歳の時に出会いまし た。 日々、死に向かって…