高校受験をひかえて
この月曜日のこと、時間は10時過ぎになり、一休みと思ったとき、現場最年少のマッちゃんがしゃべりだす。
「実は、ばあちゃんがコロナの濃厚接触者の疑いがあって、昨日の夕方に検査してるんですよ。」
「ゲゲッ。」
「それって、マッちゃんも ばあちゃんが陽性だったら、濃厚接触者になるっていうことよね・・・。」
「それでマッちゃんが検査して陽性だったら、俺らも濃厚接触者になるんじゃないの?」
「なんで今頃そんな話すんの!」マサミン。少し怒り気味です。
なんでも、息子さんが高校受験で、家族がコロナにでもなってしまったら、選抜1の試験は受けれなくなるらしく、救済措置もないとのこと。
この2月3日の選抜1の受験を控えて、コロナ感染対策として、休日の外出だけでなく、当然 行きたくてしょうがない釣りにも行ってないらしい。
「もし、息子の受験ができなくなったらどうっしてくれるの。マッちゃん。」
「もう禁断症状が出てるにもかかわらず、この日曜日の釣りの遠征も断ったのに・・・。」とプルプルしてる。
「すんません。」とマッちゃん 頭をポリポリ。
「今日中に検査結果出るらしいので、待っててください。」
そんなこんなで、夕方の6時前になったが、まだ ばあちゃんからの連絡はない。
この日はこれにて仕事終了。それぞれ家路につきました。
家に帰ってからも、マッチャンからの連絡を待っていたマサミン。
我慢できずに夜の9時ごろ電話をしました。
「結果はどうだったん?」
「ああ、ばあちゃんは陰性でした。」と元気な声のマッちゃん。
「なんで連絡せんのや! 待っとるのに。」
「すんません。明日言おうと思ってました。」
「陰性なら まあ 良かったの。」少し元気のなくなったマッちゃんにではなく、自分に言い聞かせるような台詞のマサミンでした。
今回の件はマサミンの息子さんの受験には、影響がなかったので、めでたしめでたしですな。
(もしも、ばあちゃんが陽性だったらと考えると、恐ろしいものですね。)
ただ、息子さんの試験結果が出るまでは、マサミンの釣りはしばらく我慢です。
天気予報を見ながら、
「海が荒れるか、雨か雪になって、ブチ寒かったらええのに・・・。」とこの日曜日に釣り遠征をする友人たちを呪うような言葉を発していました。
by
受験生を持つと
親もいろいろ気をつかうものだと
昔を懐かしむ
たたかう現場監督
ただ、