大洲城 10月8日 2022

親父の実家(愛媛県 宇和島方面)に行き、墓参りなどを済ませ、15時過ぎに宿をとってある大洲市に到着。

宿についてから夕食まで時間があったので、まずは大洲城に行ってみることに・・・

お城まで登っていく途中、一頭の馬が車両から降ろされていた。

「これは何かイベントでもあるのかな・・・?」なんて思いつつ坂を上っていく。

お城のある高台の手前で、今度は甲冑に身を包んだ女性が一人、ほら貝らしきものを持っている。

「これは絶対何かあるじゃん!」もう確信に変わっています。

お城の周りには十数名の甲冑武者たち。

だがなぜか、イベントにしては観客がまばらです。

そのうちすごい人だかりになるのだろうと、勝手に想像しつつ、嫁さんとお城の中に・・・。

このお城は十年の月日をかけて復元されたのだそうだ。

柱・梁の部材の大きさもさることながら、その組み立ての見事さと吹き抜けに感動するおいどん。

お城から出ると、武者たちが何やらリハーサル中です。

聞き耳立てて会話を聞いていると、五時過ぎからイベントが始まるらしい。

「あと五分足らずじゃけど、見物人はおいどんたちのほか数人しかおらんね。」

「なんかおかしいど?」

武者たちの背景にお城を入れて撮影しようと、撮影位置を変えるため歩き始めると、イベントの主催者が何やら嫁さんと話している。

「あんた、下に降りるよ。」と嫁さん。

「これは城泊するお客さんのためなんだって・・・。」

「シロハク?」よくわからないが、嫁さんに連れられて下山するおいどん。

 

よく聞くと、お城に泊まるお客さんのためのイベントだったらしい。

お客さんが馬に乗り、お殿様として登城するらしい。

それを甲冑武者たちがお出迎えをして、鉄砲をぶっ放し記念撮影に移るとのこと。

何と一泊 100万円なんだって。(二名、税別)

ビックリですな!

「そういうことかー。」と独り言のおいどん。

(下々民のおいどんには、手の届かない世界ですな。)

城を追い出されて、街を散策していると、

「バン、バン。」と鉄砲隊の祝砲。

「城泊なんてものがあることを知り、少しばかりその世界を覗けたから、今日は良い一日だったね。」

「そうじゃね。」と嫁さん。

夕食を食べながら見上げると、お城はライトアップされ、太鼓の音が聞こえる・・・。

給仕の人にお話を聞くと、

「オプションで花火を打ち上げることもできます。」

「明日はおられませんが、10日の城泊の予定は入っています。」とのこと。

まさに驚異の世界(ノンフィクションアワー)ですな・・・。

by

まだまだ知らない世界があることに驚く

たたかう現場監督