夏休みの思い出の作文
次男坊がまだ小学5年生だった頃のお話です。(十数年前ですね・・・。)
もうすぐ七時。
昨日で夏休みも終わり。今日から新学期。
そろそろ友達が迎えに来る頃です。
次男坊を探すと、何やら一心不乱に机に向かっている。
今までどこに有るかわからなかった、彼の〈やる気(勉強の)スイッチ〉が入ったのか? と一瞬喜びそうになったのだが、そうではないらしい。
「夏休みの思い出の作文を書き忘れてて、さっきから慌てて書いているの。」と嫁さんがこっそり教えてくれる。
そりゃそうか。おいどんの遺伝子を受け継いでいるのだからしょうがない。
「ふーん。」とおいどん考える。
さて何の思い出を書いているのかな?
友達といった映画かな?
いややっぱり、先週行ったレオマワールド(現在はニューレオマワールド。香川県丸亀市)のことだろう。
そうだ、そうに違いない。
二泊して、金比羅山にもお参りしたし、讃岐うどんもたっぷり食べた。
我が家にとってこの夏最大のイベントだったんだ。(結構お金も使ったし・・・。)
「レオマワールドで決定じゃろー。」なんて勝手に想像していると、作文が完成したらしい。
「何の思いで書いたん?」とおいどん。
「昨日買ったゲームのこと。」と、あっさり次男坊。
「ガーン。ゲームかよー。」(心の中の叫びです)
この子の記憶は三日しか持たんのかもしれん。とも思い。
「どう考えてもレオマじゃろー。」ともう少しで口から出そうな言葉を飲み込んだ。
「そーなんか。よかったね。」と大人の対応を見せる。
出勤する車の中で「さえんなー。」と一人嘆くおいどんでした。
バーベキューの網をこっそり舐める
愛犬のポーちゃん
by
おいどんの記憶は
三歩歩くまでしか持たん。
【三歩歩いてチキンヘッド】の
たたかう現場監督