愛犬ポーちゃんとの二人の会話(一方的ではあるのだが・・・)

「ポーちゃん、兄ちゃん(長男坊)が夕方には帰っちゃうよ・・・さみしいね。」

お散歩の準備をしながら、盆に帰省していた長男坊が帰る日の朝の会話。

 

「じいちゃんの体調が良くならん・・・もう、家に帰ってこれんかもしれんよ、ポーちゃん。」

入院していた親父の様態が悪く、ポツリと独り言のように(独り言なのだが)話しかける。

 

「ポーちゃんは9才だね。」

「あと5年くらいは生きられるよ・・・とーちゃん(おいどんのことです)はそこまで生きられるかなー。」

健康診断の結果を受け取った日の夕方の、お散歩の途中での会話。

 

他にも色々と、ポーちゃんに話しかけていることは多い。

おそらく梅干し程度の大きさの脳みそしか持たない彼女には、おいどんの話しかけることなど理解できないことは十分に分かっているはずなのに・・・

 

なぜか話しかけちゃうのです。

 

先日、お盆のお参りに来てくださった住職さんが

「私も犬を飼っていて、犬にしか話さななかったこともたくさんあります。」

とおっしゃられて、その言葉にハッとしたおいどんでした。

そばでじっと目を見て、おいどんのたわごとなどを聞いてくれるポーちゃん。

話の内容なんてわかるはずないけど、分かるはずないからこそ安心して、心から湧き出てきた思いを話すことができるのでしょうね。

 

嫁さんにも子供にも話さない、二人の会話です。