金子みすゞ記念館にて
このゴールデンウイークに、義母から山口県の下関の民宿へのお誘いがありました。
我が家には愛犬のパピちゃん、ポーちゃんがいるため、おいどんは家に残り、嫁さんと次男坊が楽しんでくればよいかな・・と思っていたのです。
ところが、次男坊が当日友人との約束が入ったため、急遽おいどんが旅行に参加し、次男坊が居残りとなりました。
家にいて家庭菜園などでまったりしようかと思っていたので、それほど乗り気ではなかったおいどんでした。
「せっかく出かけるんだから、どこか行きたいところある?」という嫁さんに
「みんな違って、みんないい・・って知ってる?」とおいどん。
「それって、相田みつを じゃろ。」と自信満々な嫁さん。
「金子みすゞだよん。」とおいどん。
「本当に?」少し疑っています。
「ということで、長門の金子みすゞ記念館となんちゃら神社で鳥居がめっちゃ並んでいるところに行きたいな・・・。」(元乃隅稲成神社です。)
「じゃ、そこ行ってみようか。」と急に乗り気になる嫁さんでした。
当日は高速に乗り約二時間かけて、長門市仙崎の道の駅センザキッチンに到着。
徒歩でみすゞ記念館に向かいます。
ゴールデンウイークなのに、それほど人通りがないみすず通り。
ひっそりとたたずむ、金子みすゞ記念館。
「今日は先着順にしおりを配っているんですよ。」と受付のおばちゃん。
少し得した気分のおいどんです。
仙崎で唯一の本屋を営んだ建物の二階にみすずの部屋はありました。
四畳半の小さな部屋に、机と座布団とランプ・・・。
「ああ、ここにみすずは居たんだな・・・。」何とも言えない感覚です。
なんとはかなく、可憐で感性豊かな女性だったのだろう・・・。
しばし、みすずのぬくもりを感じることができないものかと、そっと畳に手を置いてみるおいどん・・・。
「よし、下に降りようか。」の嫁さんの声にハッと我に返る。
記念館の中、一階では燕が子育て中。
みすずもこんな燕の姿を見ていたのかな・・などたわいもないことが頭をよぎる。
わずかな時間ではあったけど、ここを訪れることができただけでも、旅行にきたかいがあったもんだと大満足のおいどんでした。
by
元乃隅稲成神社も訪れて
大変満足した
たたかう現場監督