古典を読む インターネットの世界から少し離れて・・・
読書が好きで、新聞やアマゾンの書評を参考に本を購入してる おいどん。
次から次に読み切れぬほどの新しい本が出版されています。
月に5冊前後の本を購入するのだが、限られたお小遣いの中でのやりくりは大変なのです。
ただ、出版されて少し経ったものは、中古本として値落ちしており、程度が良いものも多いので助かることが多い。
本当は本屋さんでゆっくりと本を手に取って、その出会いを楽しみたいのだが・・・
近くの本屋さんも、次々に廃業され、さみしい限りです。
今、大学生だった時に買った『墨子』を読み返しています。
この本を読んだからと言って、効率的に何かができるようになるわけはなく、経済的な成功もできないでしょう。(むしろ、失敗するかも・・・)
たまたま、おいどんは『墨子』なだけで、論語でもよいし、老子、荘子でもよいです。
個人的には『菜根譚』がおすすめですが・・・。
何か、内面的な成熟を促してくれるような本を手に取ってみることは、良いことだと思います。
最近は効率化や革新、成長、経済的成功などの本が増えてきたように思うのは、おいどんだけでしょうか?
何か余裕のなさが世の中に蔓延し、その空気に染まって即物的な考えが増えてきたのではと思います。
昔は強盗なんてほとんど聞いたことがなかった(窃盗が多かったかな。)のですが、最近はよく聞くようになりました。
バイト感覚で殺人もいとわない、恐ろしい世の中。
心の中に生きていくための『規範』がない人が増えています。
(規範となるような人物が存在しないからか?)
理性の発達が、時代の流れの速さに追いつけなくなっていますね。
インターネットの世界から距離を置き、ふと、一人になって古典の世界に浸り、自分を見つめなおすのも、また楽しいものです。
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ユダヤ人の知恵の詰まった
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たたかう現場監督