感謝
二十数年前に副鼻腔(鼻の奥)に悪性リンパ腫ができました。
まだまだ先のことと思い、真剣に考えることもなかった自分の死というものが身近なものとなった時から、すべてのものがいとおしく思えるようになりました。
当然と思っていたというか、全く意識すらしてなかった自分が生きて存在しているということに感謝。
つまらぬおいどんを支えてくれた妻に感謝。
大したことはできなかったけど、人並みに成長してくれ、社会人になった子供たちに感謝。
出来損ないのおいどんを信じ、育ててくれた両親に感謝。
勇気をくれた友、職場のみんな、業者の方々など出会えた人たちに感謝ですね。
人間がいい加減なことと、最近はもう少し生きていけそうな気がしてきたためか、これらの思いも少し薄まってきた感じですが、空に浮かぶ雲や、道路の片隅に咲いた名も知らぬ花を見たときなど、そのはかなさにハッとし思い出すのです・・・。
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嫁さんに感謝してるよと言うと、
「熱でも出たの?」と言われる、
たたかう現場監督