尊敬する人
だが最近になって、ふと思うことがあるのだ・・・。
歴史に残るようなことは何もしていないけれど、おいどんの成長を見守り続け、成人した後も何かと気遣いをしてくれていた、親父とおふくろを忘れていたんじゃないかということを・・・。
昨年、子供二人が就職し、この三月末で一年たちました。
「何とか一年頑張ったね。」と思いつつ、最近は一人会社に残って仕事をし、帰りが徐々に遅くなってきた次男坊。
もともと口数は多くないのですが、少し表情が暗い感じがします。
「大丈夫かな?」なんて心配してしまうのですが、こんな感じで親父とおふくろもおいどんのことを心配していたんだろうな・・なんて感じるわけです。
そんな心配を迷惑そうにしていたおいどんでしたが・・・。
家族が今まで通り、何気ない普通の生活ができるように、何十年も歯を食いしばって頑張ってきてくれたんですね。
この普通は、両親の努力のたまもので、普通じゃないんだということに遅まきながら感謝している おいどんなのです。
「尊敬する人は?」と就職の面接で聞かれ、
「父です。」と答えてくれた次男坊。(おいどん、嫁さんにこの話を聞かされビックリ。だが、あまり深く考えて答えたのじゃなさそうだ・・・。)
「父親って答える人は珍しいね。」なんて試験官に言われたらしい。
おいどんも、今 尊敬する人と聞かれたら、
「両親です。」ときっと答えるでしょう・・・。
by
この年になってようやく
普通のありがたさを知る
たたかう現場監督