思い出の反芻
よくそんな昔のこと覚えてるねと、友人に言われることが多い。
なぜかというと、その当時の思い出を反芻していることが多いからなのでしょう。
反芻と言うと、牛が頭に浮かびます。
食べた草を、胃から口に戻し、消化を助けるため、再度噛んでまた飲み込む行動のことですね。
一人でいる時間が必要な おいどんは、物思いにふける(単なる妄想か?)ことがあり、その中で、いろいろな出来事が思い出されます。
友人たちにとっては、大したことのないことでも、おいどんにとっては、きっと楽しい時間だったのでしょう。
おいどんの心の中の宝物です。
友人たちとの思い出話の中で、
「あっ、そうそう、そんなことあったよね。」と、友人の記憶もよみがえれば、その当時に帰ったように、さらに楽しさが倍増。
モノクロ化していく記憶が、原色にパッと変化する瞬間ですね。
「そんなことあったっけ?」なんて言われると、ちょっとがっかりしてしまうこともあります。
「こんなことあったよね?」なんて、嫁さんに話しても。
「それ私じゃなくて、別の誰かじゃない?」なんて、逆に疑われることも・・・。
「なぜ、もう忘れてしまっているのじゃ!」と叫びそうになる瞬間である。
おいどん。勉強の暗記は苦手なのだが、人にとってつまらない昔のことは、よく覚えている自信があるのだ!
ただ、年齢のせいか、思い出せなくなったことも多い。
初恋の人や、仲の良かった友人、幼き日の事・・・。
独りよがりではあるが、このように思い出を反芻する時間は、おいどんにとって大切な時間なのである。
PS
中学校3年生の時に転校していった初恋の人と、十年後の同窓会で再開した。
彼女の住んでいる千葉県のとある町に、偶然、転勤したおいどんも住んでいることが分かった。
一度だけ、夕食を共にした。
会話の中で、彼女の記憶の中の おいどんは少しあいまいで、
相槌を打ちながら、少し寂しくなった記憶がよみがえってきた。
by
つまらぬことは覚えているが、
やるべきことを忘れ、
嫁さんに𠮟責されることが多くなった
たたかう現場監督