嫁さんと鎌倉大仏

幼かったころの嫁さんの記憶の中に、TVで見た青空と新緑の木々をバックに鎮座する、大仏様のお姿が鮮明に記憶されたのは遠い昔のこと。

嫁さんは、中学校の修学旅行で京都・奈良方面に行くことになったとき、ようやく大仏様に会えるとわくわくしていたそうです。

到着してみると、大仏様は屋根の下。

「これは、私の会いたかった大仏様じゃない。」とポツリ。

友達に聞くと、彼女の記憶にある大仏様は、鎌倉の大仏様でした。

それから数十年。

連休を取り、川崎市に住む長男のもとを訪れ、三人で鎌倉に行くことができました。

神社やお寺の御朱印を集めている彼女は、待ち遠しくてたまらないのでした。

翌日早朝から、川崎大師を訪れ、歩き回る。(お供のこっちは朝からよれよれです。)

四つの御朱印をゲットすると、十時近くになっていました。

いよいよ本日の目的地 鎌倉に出発です。

鎌倉に到着すると、まずは鶴岡八幡宮に向かいます。

参道の賑わいを楽しみながら、あふれんばかりの人の中を進んでいく三人。

(昔、おいどんはここでおみくじを引き 凶が出てしまったのだ。)

お参りして御朱印をいただき、次は銭洗弁財天宇賀福神社に向かいます。

(当然、金運アップのお願いです。)

普段以上に歩いたため、休息を兼ねて食事をとり、ついに大仏様とのご対面です。

(入場料を支払うが、入場券のチェックはなかったよ。外部からは大仏様が見れないように塀がめぐらされている気がした。)

「あっ、大仏様だ!」

「ようやく会えたよ。夢がかなった!」とはしゃぐ嫁さん。

写真も撮りまくりです。

こんなに喜んでくれると『良かったね。』と心の中でつぶやき、ちょっぴりうれしくなる おいどんなのだ。

大仏様の中には入れなかったけど、とっても良い一日を過ごすことができました。

夕食も中華街で、普段食べられないようなものもいただき、今日の日が、嫁さんと長男坊の記憶に残ってくれると嬉しいなと、しみじみ思うおいどんなのです。

 

by

宿に帰って、携帯電話を見ると

約三万歩。

ちょっとびっくりした

たたかう現場監督