先鋭化する思考(サイバーカスケード)

自分の考えや嗜好にそうものを、本屋さんで探しては読み漁っていたおいどん。

本を読むのは、知らないことを知るという楽しみを得るためでもあり、自分の考えの正当性を求め、情報収集するという側面もありました。

インターネットなどない時代では、せいぜいこの程度の情報収集のため、思想の先鋭化の進みはゆるやかでした。

おかげで、おいどんとは違う考え方の本などにも接する機会もあり、多少は偏りつつも、おいどんの思考が、道からはみ出すようなことがなかったのかなと思うのです。

現代は、AIの発達のおかげで、情報収集量が桁違いになり、異なる意見が入り込む余地(時間も)が無くなったため、思考の方向が固定化され、先鋭化されやすくなっています。

また、先鋭化の速度も半端ないくらいのスピードになりました。

AIのフィルターを通した情報は、物品の購入だけならば、問題ないように思いますが、ものの考え方に関する部分は、偏りが生じる可能性が十分あることを理解しなければなりません。

情報を鵜吞みにするのではなく、それに反する意見も受け入れる寛容さを持ち、自分の頭で考え、判断することが大切です。

コロナのマスク問題のように、飛行機乗りこみに際しての、マスク着用拒否も、勝手にAIによる思考の先鋭化(サイバーカスケード)なんだろうかな・・・と妄想してる おいどんです。

本人にとっては、己の正義を貫こうとしただけなのでしょうが、はた迷惑な話ですね。

AIに思考を乗っ取られないようにご注意です!

 

by

本屋さんの大量の本の海を漂い、

ふと、面白そうな本を見つけることが

楽しみの一つである

たたかう現場監督