安芸の宮島と鹿

先日、会社の同僚が思い立ったように、現場調査をした時のメモ用紙を取り出してきました。

見ると用紙の下部の約三分の一がなくなっている。

「用紙を近くにおいて作業していたら、鹿が近寄ってきて用紙を食べちゃいました。追いかけると慌ててくわえてた用紙を飲み込んでしまったんです。」と苦笑い。

おかげで調査を再度行うことになり、90分程度余分に時間がかかったらしい。

まさにこれは宮島あるあるですね。

 

以前、フェリーのターミナルでトイレの改修工事をした時も同じようなことがありました。

おいどんたちもそうなのですが、工事関係者のほとんどが本土からフェリーで渡ってきて仕事をしています。

給排水設備業者の責任者が現場と図面を確認しながら、配管工の人たちに指示を出していました。

目を離したすきに、床に置いた図面を鹿がくわえムシャムシャ。

責任者慌てて追いかけるも、鹿に逃げられてしまいました。

うなだれた責任者は「図面を会社に取りに帰ってきます。」とポツリ。

さみしそうにフェリーに乗り込む姿が目に焼き付いています。

(約一時間後に帰ってきました。その間 作業できず。)

 

神聖なる神の使いの鹿は、紙を食べちゃうのです。

そういうことで、宮島ではトイレットペーパーが食べられないように、屋外のトイレでは入り口に柵が設けてあるのです。

紙だけではなく、餌が少なくなる時期には庭木の葉っぱを食べるため、民家でも庭にはいられないように工夫しています。

宮島の鹿恐るべし!

 

 

by

十年位前、フェリーのターミナルで夜間工事をした時

白いタヌキを見かけた

たたかう現場監督