レット・イット・ビーまたは これでいいのだ!

人生、自分の思い通りにならないことが多く、思い通りになることは少ない。

これがまた、人生の面白いところなんですが・・・。

すべてが自分の思い通りになんてなっちゃうと、おいどんみたいに薄っぺらい人間は、最初は聖人君子を気取っていても、すぐに増長してしまって、化けの皮自ら脱ぎ捨ててしまうかも・・。

思い通りになることが少ないからこそ、そのありがたさがうれしいのですね。

普段の生活の中でも、仕事でも、やれるだけのことやったと思ったら、つぶやいてみるのです。

「レット・イット・ビー」ってね。

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ビートルズの歌詞にあるように、speaking   words   of   wisdom,    let   it   be.  なのですよ。

あとは天のみぞ知る、成り行きに任せるのです。

その結果(答え)が出たなら、それが良いか悪いかにかかわらず、大きな心ですべてを受け入れるのです。

そしてこうつぶやくのです。

「これでいいのだ!」

バカボンパパの決め台詞ですが、単なるギャグをはるかに超越した悟りの境地なのです。

何かを失敗しても、命まで取られることはありません。(99.9パーセントくらいかな?)

生きていればこそ良いこともあるのです。

そう勝手に信じている、おいどんなのです。

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ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)宣言をする

たたかう現場監督

* 遊びをせんとや生まれけむ

  戯れせんとや生まれけむ 

  という言葉もありますし・・・。

 

 

 

 

合格発表翌日の出来事

先日、会社の同僚のマサミンの息子さんの合格発表(高校入試)があったらしい。

「合格してましたわ。」と開口一番のマサミン。

「もうコロナになっても大丈夫ですね。」と一安心した様子のマサミン。

「おめでとさん。ほんと良かったね。」

「落ちない岩(広島県廿日市市)に願掛けしたのが良かったのかもよ。」とおいどん。

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発表前日はピリピリしてた息子さんも、今日は穏やかな顔だったそうな。

「合格したんじゃけー。今日の夕飯がたのしみですわ・・・。」

「今日はお肉かな?」なんて浮かれているマサミン。

別にあんたが合格したわけじゃないんだど。と思うのはおいどんだけか?

 

時は流れ、日は西に・・・。

今日の夕飯が気になって気になってしょうがないマサミン。

いきなり子供さんに電話をかけ始める。(仕事中ですよ!)

「今日は、合格したんじゃけー。ばあちゃんが好きなもん食べてええと言っとったけーの・・・。」

「今、ばあちゃんと買い物中?」

「何食べたいんや? やっぱり肉がええよのー。」

「えっ。お好み焼きとケンタッキー?」

「肉でもええんど。遠慮せんでもええけーの。」

(肉を食べたくてしょうがないのは、あなたですよ。)

このぐらいの熱意をもって仕事に励んでほしいものですね。マサミン・・・。

しばらくお話は続いていたが・・・。

「出来合いのお好み焼きでいいんだって。」とポツリ、ちょっと元気がなくなってしまったマサミンでした。

 

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お好み焼きは広島県ソウルフード

食べるとエネルギーが満ち溢れる

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確認の大切さ

おいどんが務めているような小さな建設会社でも、パソコンに向かって行われる業務が、かなり多くなっています。

特にお役所の物件でも担当すれば、書類作成がメインの仕事になってきます。

本来ならば仕事は現場で行われているので、現場に重きを置きたいのですがけどね・・・おいどんは。

このご時世、書類や写真で現場が適正に施工されているかの証拠を残さなければならないため、書類作成を頑張っています。

まるで、生徒と接する時間を奪われた、今の学校の先生みたいですね。

まあ、パソコンは便利なもので、仕事が多少暇な時など、パソコン眺めてるだけで仕事してる雰囲気は醸し出せますからね・・・。

後輩など、仕事してるのかと思って、画面をこっそり覗いてみると、あらまびっくり釣り情報だったりして・・・。

パソコンの前に座って書類を作るのが仕事だと勘違いした後輩が、現場所長をまかされたにもかかわらず、現場開始から3か月後には、朝礼にも出てこなくなり、300Mほど離れた現場事務所にこもったままだったらしい。

仕事が忙しいアピールをしようと思ったのか、設計監理の設計事務所の担当者に、

「僕なんか、忙しくてここ一週間、現場を見に行ってませんよ。」なんて馬鹿なこと言って、

「所長なのに、現場確認にもいかないなんてありえない。」と激怒されたという、情けないお話もあります。

これは極端な例ですが、現場はパソコンの外の世界で動いていることを、忘れてはいけませんね。

現場監督さんは、協力業者との打ち合わせや指示を出すことによって、現場をコントロールしていくのですが、指示の出しっぱなしは良くありません。

指示通り施工がなされているかの確認はとても大切です。

こちらの思いを100パーセント伝えることはなかなか難しいもので、思い込みや勝手な解釈をされることもたまにあります。

どうしたら理解してもらえるかということも、監督さんは考える必要がありますね。

職人さんが作業を終えてから確認し、間違っていたので直してくださいなんて言う度胸はおいどんにはありません。

(又、こんなこと言えるほど、わが社は大手ではないので・・・。)

パソコンでの業務も大切なのですが、特別なことがない限り、作業の取り掛かりと途中で数回は確認をするべきですね。

寒い暑い、雨や雪など過酷な状況の中で、仕事をしてくれている業者に、仕事を手戻りさせて、無駄な時間や労力を使わせることがないように気を配ること。

気持ち良く仕事を終えてもらい、また来てもらえるようにしましょうね。

改修工事なんて、改修用の図面と現状が違うことなど普通にあります。

実際にできているものも、施工誤差がありますので、自らの目での確認や調査は本当に重要です。

現場を歩き回ると、コロナ自粛で増えた体重を落とすための運動にもなりますな。

 

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先日、コロナワクチン3回目接種

モデルナが合わなかったのか体調不良

三連休を返してほしい

たたかう現場監督

 

 

スマホで変わる家族の形

人びとの嗜好が多様化し、多様化したニーズにこたえるべく進化していくスマホ

昔は家に帰ってのお楽しみと言えば、当然、テレビですよね。

そのテレビもリビングに一つで、家族そろってテレビを囲み、テレビからの情報を共有していました。

(これはおいどんが子供のころの、昭和50年前後のお話ですね。)

共有された情報は、学校や職場でも共有され、みんなをつなぐ役割を果たしていたように思えます。

だが現在の状況を鑑みると、ほぼすべての人々がスマホを持ち、自分の好きな音楽・動画・ゲームなど、それぞれ好き勝手なものを楽しめるようになりました。

おかげで、あれほど隆盛を誇ったテレビも、かつてのような輝きがなくなりつつあります。

家族も夕食時などの、テレビを囲んでの団らんなどなくなり、夕食が終わればそそくさと自分の部屋に引き上げて、誰にも邪魔されずスマホ三昧?

こんな状態ならば、家を建てる時に大きなリビングなんていらないんじゃない?

・・・なんて感じてしまう、とりあえず建築士のおいどんなのです。

スマホは、ほぼ受け身のテレビよりも、いくらでも自分のお楽しみを、即座に手に入れることができるという、優位性を持っています。

このお手軽さがスマホの魅力であり、その恐ろしさなのでしょう。

家族とはいえ、スマホに夢中な人たちは、食事中の会話さえスマホに奪われ、ほぼ会話などない状態。

これは家族ではなくて、ただの同居人なのではないのか?

スマホによって、家族の分断がひそかに起こっているのでは・・・と危惧する おいどんなのです。

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スマホという巨大な掌で踊らされていることに気づき

早く自我に目覚めよと訴えかける

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

家族の在り方 考

ジジババから孫までの4世代が同居するような昭和初期から、高度成長期の1960年代を迎え、豊かになった人々は、自らの城としてのマイホームを夢み、手にしていくことで核家族化が進んでいった。

おいどんの家族はというと、おいどんが一人っ子ということと、おふくろがリュウマチで体が多少不自由になっていたこともあって、結婚して一年後には同居することになりました。

(覚悟していたとはいえ、同居を拒むことなく、おいどんについてきてくれた嫁さんには感謝です。)

まだ結婚して日も浅く、子供も生まれたばかりでだったので、確固たる自分たちの生活様式ができる前に同居となったことは、同居するうえでよい方に働いた気がします。

ジジババがいる生活に、嫁さんも早く馴染もうとしてくれたことは、ありがたかったですね。

今は、おいどんと嫁さんと次男坊の三人での生活となっています。

長男坊は関東地方で生活をはじめ、将来はマンション暮らしなんだろうななんて想像しています。

もしも、長男坊が結婚して子供が生まれた場合、奥様となる人が地元の人でなければ、共働きしながらの子育ては、難しいのでしょうね・・・。

長男坊の稼ぎがそれなりにあればよいのでしょうが、暮らしていくには共働きになるしか方法がなさそうです。

子供の病気やケガなどのことを考えると、親族のサポートをうけることができ、二人が不安なく生活をできることが望ましいのですが・・・。

実家が近くにあるのならば、そして可能ならば、同居してみるのも一つの方法だと思います。

家賃や光熱費など節約できることもたくさんあり、ジジババに子供を任せて、仕事や息抜きに行くこともできますよ。

景気も今後、上向く可能性の低いこの日本では、昭和初期のころのように、家族で助け合いながら生きていく、新しい家族の形を再考してもよいのではと思う、おいどんなのです。

 

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子供の言うことは

素直に聞く

使い勝手の良いジジになる気満々の

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

行き過ぎた正義 と 老子の言葉

ネット上で、我こそが正当なる正義の使者とばかりの発言を行う人の多いこと。

過激なものになると、悪事を働いた人物を特定し、顔写真やプロフィールまで調べあげ、ネット上でさらしたり、自宅に押し掛けてまで動画配信を行う人など様々です。

正義を行ってるんだから、何やってもいいだろうという風潮は、あまり芳しいことだとはおいどん思わないのだ。

鬱屈し、ため込んだエネルギーを、正義の名をかたり、憂さ晴らしで放出しているだけなのか?

心から世の中を正そうとし、やむに已まれず、このような行動をとるのか?

単に、話題になっている事件に首を突っ込み、自分の主張や行動が注目をあび、承認される快楽のためなのか?

おいどんのような非才には、このような人たちの考えはわからないのです。

こんなゆがんだ正義(行き過ぎた正義)に触れるたび、思い出すのは老子の言葉。

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「道の道とすべきは、常の道にあらず。名の名づくべきは、常の名にあらず。」です。

この道と名を、正義に置き換えて考えて、おいどんは考えてしまうのですよ。

「正義に、これが正義というものはなく、これが正義だというものがあれば、それは正義ではない。」

このような解釈を、おいどん勝手に妄想しております。

正義にもいろいろな正義があり、そうだからこそ、世界各地で戦争は続いているのです。

時代やその人の生きてきた環境や現状、受けてきた教育などによって、正しさもまちまちなのです。

このことを、心に留めておくことは大切なことだと思います。

あまりにも、自分の正義を追い求めすぎて、テロリスト化するようなことにならぬよう、自制心や客観性を持つことは必要です。

これは人として許されることではないという場合を除いて(この定義もあいまいではありますが・・・。)、程々の正義、寛容な正義・・・でよいのではと思う、楽観主義的なおいどんです。

 

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もう少しで

無為自然の境地に

達することができそうな気がする

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校受験をひかえて

この月曜日のこと、時間は10時過ぎになり、一休みと思ったとき、現場最年少のマッちゃんがしゃべりだす。

「実は、ばあちゃんがコロナの濃厚接触者の疑いがあって、昨日の夕方に検査してるんですよ。」

「ゲゲッ。」

「それって、マッちゃんも ばあちゃんが陽性だったら、濃厚接触者になるっていうことよね・・・。」

「それでマッちゃんが検査して陽性だったら、俺らも濃厚接触者になるんじゃないの?」

「なんで今頃そんな話すんの!」マサミン。少し怒り気味です。

なんでも、息子さんが高校受験で、家族がコロナにでもなってしまったら、選抜1の試験は受けれなくなるらしく、救済措置もないとのこと。

この2月3日の選抜1の受験を控えて、コロナ感染対策として、休日の外出だけでなく、当然 行きたくてしょうがない釣りにも行ってないらしい。

「もし、息子の受験ができなくなったらどうっしてくれるの。マッちゃん。」

「もう禁断症状が出てるにもかかわらず、この日曜日の釣りの遠征も断ったのに・・・。」とプルプルしてる。

「すんません。」とマッちゃん 頭をポリポリ。

「今日中に検査結果出るらしいので、待っててください。」

 

そんなこんなで、夕方の6時前になったが、まだ ばあちゃんからの連絡はない。

この日はこれにて仕事終了。それぞれ家路につきました。

 

家に帰ってからも、マッチャンからの連絡を待っていたマサミン。

我慢できずに夜の9時ごろ電話をしました。

「結果はどうだったん?」

「ああ、ばあちゃんは陰性でした。」と元気な声のマッちゃん。

「なんで連絡せんのや! 待っとるのに。」

「すんません。明日言おうと思ってました。」

「陰性なら まあ 良かったの。」少し元気のなくなったマッちゃんにではなく、自分に言い聞かせるような台詞のマサミンでした。

 

今回の件はマサミンの息子さんの受験には、影響がなかったので、めでたしめでたしですな。

(もしも、ばあちゃんが陽性だったらと考えると、恐ろしいものですね。)

 

ただ、息子さんの試験結果が出るまでは、マサミンの釣りはしばらく我慢です。

天気予報を見ながら、

「海が荒れるか、雨か雪になって、ブチ寒かったらええのに・・・。」とこの日曜日に釣り遠征をする友人たちを呪うような言葉を発していました。

 

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受験生を持つと

親もいろいろ気をつかうものだと

昔を懐かしむ

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

ただ、