監督業

ある程度の適当さは必要・・・。

昔、建築の現場監督として働き始めたころ、聞いたことがあるお話です。 ある工事現場の所長さんは、お施主さんや設計の要望への対応、下請け業者との追加工事の金額交渉、利益が出てないなどの社内でのつるし上げなどによって、ノイローゼになりました。 い…

確認の大切さ

おいどんが務めているような小さな建設会社でも、パソコンに向かって行われる業務が、かなり多くなっています。 特にお役所の物件でも担当すれば、書類作成がメインの仕事になってきます。 本来ならば仕事は現場で行われているので、現場に重きを置きたいの…

最近 建設現場で感じること

最近現場の職人さんが、おいどんが働き始めたころに比べてマイルドになっている気がしてならない。 こっちの段取りが悪いと、ガミガミ怒られたものだが・・・。 基本的には、できるだけ業者の仕事がスムーズに流れるように気を付けているつもりなのですが、…

建築現場とお天気

建築現場の仕事は、天候に左右されることが多い。 外壁の左官さんの下地の補修、仕上げのタイル張りや塗装、外構工事など、雨が降ると作業ができなくなることがあります。 現場を進めるには、天気とうまく付き合っていくことが大切です。 最近はお天気の情報…

現場監督 7  観察力 気づく力

工事現場の監督さんは、現場の進捗状況を確認するため、見回りをする必要があります。 自分が施工図を描いたり、チェックしていて、頭の中に図面や基本的な納まりが入っていれば、工事中の施工間違いにハッと気づくのです。 逆に言うと、漠然と図面を眺めて…

現場(仕事)の進め方 思いの共有

現場を進めていく中で、大切なことは【思いの共有】ができるかどうかです。 《良いものを予算内で安全に工期に間に合わせる。》 この意識の共有は永遠のテーマですね。 以前勤めていた会社で東京で仕事をしたときは、バブル時期で施工業者の人手不足というこ…

現場監督 6 妥協の産物?

理想は高く掲げるべし! なんて思っていても、工期・予算・天候・業者のレベル等によって、建物の出来栄えは大きく左右される。 あとは、監督さんのレベルですね。 《良いものを予算内で、安全に工期内に完成させる。》この意識をどこまで協力業者と共有して…

現場監督 5  業者ファーストの心がけ

おいどんが現場監督として優先することは、業者がいかにスムーズに仕事をすることができるかということ。 業者ファーストですな。 自分を優先するだけなら、お猿さんと変わらないのではと思う。 多少なりとも、自分のことは後にしてでも(限度はありますが。…

現場監督 4  伝える力(ミスを無くす。)

監督さんと呼ばれるものの仲間入りをしたばかりの頃は、当然ですが、業者の人たちも自分より年上で、自分の親父くらいの方が多く、話をするのは苦手でしたね。 (いつしか、ほとんどの職人さんが自分より年下になってますね。) おいどん 働く時は工場の生産…

現場監督  3

現場監督って、名前だけ聞くと現場の中では偉くて、スラックスはいてカッターシャツにネクタイ。 現場に出てるときは、作業服の上着を羽織り図面をもって(最近はタブレットか?)、協力会社の人にカッコよく指示を出している。 テレビ番組やCMなどを見ると…

勉強をちゃんとやらないと・・・

会社の同僚 カワモンがぽつり。 カワモンが会社に入って二年目の夏、先輩たちと苦労して完成させた建物の点検で、屋上にタラップを使って上がろうとしていた時。 建物の利用者の親子(母親と4歳くらいの男の子)が通りかかったので挨拶。 「おはようございま…

シマちゃんと楽しい仲間たち 3

おいどん 入社三年目のとある日。(約三十年前のお話です。) ほぼ同じ時期に、広島支店から東京に転勤になった、恐怖の大魔王 先輩のシマちゃん(約10歳年上)から電話です。 「今日、大宮(埼玉県)の○○ちゅう(と言う)飲み屋で、広島から来た人間で集ま…

斫り(はつり) 知らない人は幸せ?

『斫り』 おそらく一般の人は、一生知らなくてよい言葉です。 読み方は、「はつり」。 ノミやタガネで木や石を削り取るという意味があります。 建築工事の現場(鉄筋コンクリート造)では、型枠にコンクリートを流し込み、そのコンクリートが固まった後、型…

現場のトイレの話

今どきの現場のトイレは、ほぼ簡易水洗(基本汲み取り式)トイレです。 当然、和式です。 大手さんの現場では洋式水洗トイレの現場もあるのでしょうが、工期と予算に余裕がないと設置が難しいのです。 今の若者は洋式トイレになれているので、最初は戸惑うか…

衝撃のカミングアウト  まじポン! そして がっくり

仕事のことでよく電話がかかってくるのは、ミサミン。 会社の後輩なんですが、もう20年近く現場監督として働いている。 現場監督は昔ほどではないのだろうけど、やはり3K。 きつい、汚い、危険、(給料少ない、帰れないなど)・・・4K,5K? 画面解像度じ…

図面と納まり

まさかこんな時代が来るとは・・・・ おいどんが働き始めたころは、図面は当然手書き。 まさか、CADで図面を書くようになろうとは思ってもいなかった。 現場監督さんは設計図を見て、施工図を書いていきます。 最近は施工図屋さん(外注)に任せることが多く…