インターネットは世界を広げたか? WHAT A SMALL WORLD.
以前テレビには、家族の意思の疎通を妨げるという、弊害があると言われていた。
それでも、家族の一人一人にテレビがあるわけじゃないので、夕食時やその後の団らんの中心には1台のテレビ。
どの番組を見るかの選択や、番組を見ながら会話が弾むこともあった。
今は一人一人が携帯電話を持つ時代。
家族で一緒にいる時でも、同居人のような感じ・・・。
必要最低限の会話しかせず、携帯電話をお互いいじっていてたりするなんてことも・・・。
ネット環境が整い、あらゆる情報がその小さなBOXを介して手にれることができるようになった。
世界中の人ともつながることも容易になって、世界は広がったように見える。
実際はどうなのだろうか?
自分の関心のあることにしか興味を持たず、それ以外は無関心・・。
ネットの世界で生きているんじゃないのにね。
逆にそのBOXに社会性を育てる機会を奪われ、居心地の良いBOXの中に引きこもっているように感じるのだ おいどんは。
世界がだんだん小さくなっているようだ。
現実世界で生きていくにあたって、人と面と向かい合って通じ合うこと(相手の表情や感情の変化、そして息遣いを感じながらコミュニケーションをとること)は大切なことです。
携帯の中のバーチャルな薄っぺらい世界は心地よい。
おいどんもついついその世界に、捕らわれの身となることが多々ある。
(1日2時間くらいかなー)
個々それぞれの関心ごとを、オンデマンドでAIが提供してくれる。
そりゃテレビ業界は、個々それぞれの多様なニーズに対応できないことから、衰退していくわけだ。
確かに現実世界は生きにくい。
でも生きているのは、このBOXの外。
こんな世界でも、目線を変えれば違うものが見えてくるかも・・・。
何気ないものの中に、今までで見えなかったものが・・・。
『この素晴らしき世界』を聞きながら
by
たたかう現場監督
携帯電話からインターネットで