気づいた時には・・・現場での悲しい出来事 3

そろそろ帰ろうかというタイミングでやってきた業者。

週明けの搬入材料を確定するために、現場のストックを確認したいとのこと。

「ああいいですよ、怪我しないように注意してくださいね。」と声をかけるおいどん。

「絶妙のタイミングでやってきましたね。」

「もう五分遅かったら、帰ってましたよね・・・。」と後輩のマッちゃん。

「そんなに時間はかからんじゃろうけー、待っとこうか・・・。」とおいどん。

もう帰り支度してるので、今さら仕事をするつもりもない二人。

おいどんはパソコン、マッちゃんは携帯電話を眺めて時間つぶし。

 

「結構時間たったで、もう30分もたっとるど。」

「マッちゃん。悪いけど業者が何してるか見てきてくれる。」

しばらくして、マッちゃんが階段を上がる音。

「業者。勝手に帰ってます。」

「なーにー。」(やられちまったな。 クールポコ風に。)

「来た時だけ挨拶して、帰るときはなしかい!」

「悲しいな、マッちゃん。」とがっくりしたおいどん。

時々こんなことする業者もいるのです・・・。

 

by

おいどんたちの存在とは何か・・。

ふと考えてしまう

たたかう現場監督