建築士のおいどん的勉強方法

建築士の試験は、学科の試験と製図の試験があります。

 

学科の試験勉強は、学校のテキストのほかにも問題をこなすことと、繰り返しです。

製図の試験勉強は、エスキース(建物のプラン、下書き)を数多くこなすことです。

 

受験される方は、ほとんどの人が資格試験の学校に通われていると思います。

学科の試験勉強は、学校により差はあるとはいえ、ほとんどの人が同じテキストを使用して勉強しています。

学科用のテキストは、過去10年分の試験問題と解説でした。(おいどんの時代:30年前)

解説だけでは、分かりにくいこともあって、おいどんは学科ごとに参考書的(問題は少ないが、解説が多い)な受験の本をプラスして勉強しました。

知識を頭に定着させるため、テキストの問題は繰り返し行います。

できた問題は繰り返さず、できない問題を徹底して繰り返し、問題を見ただけで答えが頭に浮かぶくらいまで・・・。(理想です)

それでもおいどんは、合格点を3点上回る程度でした。

(何点でも、合格は合格です!)

 

製図の試験は、与えられた課題に対して、エスキースを行い、それを図面化する作業です。

製図の試験時間は6時間半。

1時間は記述式の回答時間と考え、残りの5時間半で図面を書きます。

自分の作図の能力を知っておくことは大切です。

最低3時間半では描けるようにしましょう。(理想は3時間です。)

重要なのは、エスキースです。

エスキースが間違っていれば、どんなに頑張って作図をしても合格などありえません。

逆に、エスキースがうまくできれば、合格の可能性は高まります。

他の人と同じように、学校に行って、同じ課題をこなすだけで満足しないことです。

学科試験と同じように、市販の問題集を手に入れ、とにかくエスキースの数をこなします。

 

おいどんは、3時間で作図を仕上げる自信はあったので、その時間を、エスキースにあて、精度を高めていくことに勤めました。

(うまくやれば、作図している時間で、エスキースを2つこなすことができます。)

 

おいどんは、会社の先輩に日建学院のテキストをいただいたので、学科は自力で合格できました。

製図は学校に行きましたけど、「あなたのエスキースはなってない!」などと酷評され、腹が立ったので、学校に行ったのは2回だけ。

(結構な金額のお金を支払いましたね・・・。)

学校には資料だけはもらいに行き、自宅や現場事務所で、ひたすらエスキース三昧でした。

 

遠い昔の試験の思い出です。

いくらかでも参考になれば、幸いです。

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建築士の試験は難しくなり、

今 受験すると確実に落ちると

自信を持って言える

たたかう現場監督