己の名前だけで勝負できる人になりたいものだ。

○○会社で働いていた誰です。とか、△△大学出身の誰ですなど。

自分の名前の前に、自分より権威がありそうなもので『お飾り』をつける人は多い。

「なんじゃい! 自分の名前だけで勝負できんのかい!」

「そんなもん、おいどんはいらないど!」なんて思っていた。

 

自分の名前だけで勝負できる人になりたかったのですよ。

そんなもんと言ってた『お飾り』すら、手にすることもなかったのですが・・・。

まだまだ、これからだと思っている おいどんがいます。

(勘違いか妄想です。)

 

「○○です。」と言えば、

「もしかして、あの会社の○○さん。」とか、

「▽▽で知られた、あの○○さんですか?」などと言われるような人に、今の若者にはなってほしいものです。

(就職活動中は、なるだけ名の知れた会社に入ろうと頑張っていた おいどんですが・・・。)

 

余談

おいどんが最初に勤めていた会社のお話です。

そこの工事部次長さん(通称 稲さん)の電話での第一声は、

「ワシじゃけど。 ブホブホ。」

(ブホブホと、必ず咳をされていました。)

新入社員のおいどん。

初めてその電話をとったときは、ビックリしましたね。

「誰なの?」

「あんたなんか、知らんど!」と心の中で叫びながら、

「ワシじゃけど!っていう人から電話かかってます。」と先輩に助けを求める おいどん。

「あっ。 それ次長だ!」と電話を替わってくれました。

工事部の人間は、「ワシじゃけど。」でみんな分かっているのでした。

 

おいどんの理想とは少し(かなり)違うけど、

「せめてなりたや、稲さんに。」と思った、若かりし日の おいどんでした。

 

by

妄想と現実が

ごちゃまぜの

たたかう現場監督