設計事務所の先生は・・・
ある会社の社長さんとの会話です。
その社長さんは、いくらか地元では有名な設計事務所の先生に、新たな事務所の設計を依頼していて、週に数回打ち合わせを行っているのだそうです。
いつもきまってお昼前からの打ち合わせだったらしいのですが、話に熱が入り午前中には終わりません。
「ご飯食べてから、午後から続きをやりますか?」
「おいしいところがありますよ。」と設計事務所の先生。
社長さんは先生を車に乗せてそのお店に行くのですが、食事が終わるといつも
「ごちそうさまでした。」と設計の先生、当然のように支払うそぶりもありません。
(計算され付く尽くされた行為です。素晴らしい。)
「設計事務所ってどこでもこんなの? おかしくない?」とおいどんに問いかける社長さん。
「勘違いした設計事務所はそうかもしれませんね。」とおいどん。
ふと、十数年前の設計事務所の担当者の勘違いっぷりが脳裏をよぎる。
担当者が、近くにおいしいお好み焼き屋があるので、そこに行こうという話になった。
向かう支度をしているところに、事務所の職員3名が通りがかる。
「お前らも一緒に食べに行こうや。」と担当者。
当然こちらがお支払い。
(この三人は、初めて会ったばかりで、お好み焼き食べてる間、お支払い担当のおいどんは独り 会話の外でしたな・・・。)
工事前の顔合わせの会の強要、焼き肉、スナック、ショットバーに連れて行けなど好き放題。しまいにゃ担当者は商品券2万円分届けてくれなど数回のおねだり。
(今だったら面白い動画取れたのにね。)
人よりも優位な立場になると、その人の本性が透けて見えてきます。又はその会社に継承された悪しき慣習か?
「すべての設計事務所の先生方がこのように卑しくはないと思います。」とおいどん。
「僕もそう思いたい。せめて自分の食べたものくらい 自分で払おうとしてほしいよね。」と苦笑する社長さん。
「本当にそう思います。」と遠くを見つめる目になる おいどんでした。
by
一度は先生と呼ばれるようになりたいと願う?
たたかう現場監督