AI   ロボット 考

    先日 テスラが人型ロボットの開発に乗り出すというニュースがありました。

とうとう、人型ロボットが空想の世界のお話ではなくなってきた。

危険や過酷な作業から、人間を開放してくれるありがたいお話です。

ロボットに働いてもらって、人間はその恩恵にあずかり、人々には天国のような幸せな生活が待っている・・・。

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単純にそう思えないおいどん。

アベノミクスを例に挙げると、豊かさはあくまでも豊かな人たちが先取りするため、そのおこぼれが、トリクルダウンとして下々の多くの人達に行き渡るのかは疑わしい。

人型ロボットの開発目的が工場で働く人たちの負担軽減のための物なのか、ロボットの開発をした方が将来的に人件費を払うより、効率的な生産ができるからなのかは怪しい限りです。

工場の生産過程で働く人たちの給料、退職金、福利厚生費などを考えると、開発のお値段がペイできるなら、休まないし文句も言わないロボットのほうが、初期投資費用が掛かっても経営者は後者を選ぶでしょう。(だって資本主義ですからね。)

工場からはじき出された人たちは、どうして食べていくのでしょうか・・・?

創造したり調和を図ったりすることは、おそらくすぐにはできないと思うのですが、定型化された労働、情報・数字を取り扱いをする職種等として、スーパーやコンビニの店員、銀行員、電車運転手、建設作業員などなど、ネットを調べると、今後なくなる職業として掲載されています。

 

ただ、建設作業員は現場という不確定なことの多い作業環境となるので、そう簡単にロボットに仕事を奪われることはないと思います。(あくまで私的な意見です。責任はとれませんので・・・。)

それよりも、建設の作業に携わる人たちが、休日や給料の少なさ、3Kの問題などにより、減っていることのほうが問題です。

作業人員の減少をカバーすべく、プレハブ、モジュール化を進め、かつ、建設業に魅力を感じられるように、給料アップが先決か・・・。

 

全ての人が今よりも幸せに暮らせるように、ロボット化による富をみんなで分かち合いましょうなんて、理想なんでしょうね。

おそらく強欲資本主義のお金持ちたちは、さらにあふれんばかりの富を手に入れ、貧富の格差は今以上になるのではないかと危惧する おいどんです。

(SFの映画で見たような未来が待っているのでしょうか?)

人間の全盛を信じていたいのですが・・・。

ロボットができない仕事を下々の人々は選ぶほかないのでしょうね。

 

20年から30年後には50パーセント近い職種が、AIやロボットによって代替え可能と言われいます。

2045年にはAIが、人類を超える英知を持つようになるというお話もある。

おいどん的には、やはり程々(人間をサポートする程度)のロボット化までとすることを提案します。

面倒くさいと思わず 頑張って働いて、多少なりとも人の役に立ち、認めてもらえるこの喜びを、AIやロボットに奪われてどうするんだとも思うのです。

 

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たたかう現場監督