気になる年収
会社の仲間が集まると、よく話題に上がるのは、やはり給料のお話。
友人の給料と比べて自分の給料が高いとか安いとか。
マサミンの友人は会社に入った時(これまた建築会社でした。)、社長さんから
「今は会社に入ったばかりで給料は安いけど、年を重ねていくとみんながビックリするくらいの給料になる。」と言われたらしい。
もうそれから 5年。
「確かにびっくりされますよ。低すぎて!」
「よくその給料で生活できるね・・・。」と同情されますとあきらめ顔らしい。
また、一年の昇給が3000円くらいじゃ40年働いても12万円しかアップしないと嘆いていたんだとか・・・。
「社長さんが語る夢を信じていたらしいが、もう夢から覚めたらしい・・・悲しい話です。」とマサミン。
「ところで、普通の人たちは一生でどのくらい稼ぐんですかね?」とダテポン。
「生涯獲得金額は1.6から2.4億円ぐらいじゃないの。」とおいどん。
するとマサミン 電卓片手に計算を始める。
「おれ、9年でそのくらいになりますよ。」とマサミン自信満々に答える。
「そんなことはないじゃろ。Youは年間2000万円ぐらい給料をもらっているのかな?」とおいどん。
マサミン 再度計算し始める。
「あっ、計算間違いしてました。90年かかります・・・。もう死んでますね・・・。」
君の年収もそこまで低くはないと思うけどね マサミン。
時々、建築業の職人さんの給料の話を聞くのだけど、思ったほど高くないというか、低すぎだろうと思うことがしばしば。
年収400万円前後という方が多かったような気がします。
もう100から200万円くらい年収が上がらないと、若い人には魅力がないですよね。
暑い日も寒い日も現場で作業することはとても大変なので…というより、この人たちがいなければ建物なんて立ちませんよ、本当に・・・。
職人さんの平均年齢が、職種によってはかなり高くなっているので、このままの状態ならば10年後には人手不足は免れないでしょう。
仕事はきついけれども、その分収入がある程度満足できるレベルにないと、プライドをもって良い仕事をする人などいなくなってしまうような気がします。
by
今後の建築業界を憂う
たたかう現場監督