官僚のアイヒマン化を憂う。
アイヒマンという人物をご存じでしょうか?
学校も中退し、なかなか定職に就けないような人でしたが、いつしか、ナチス親衛隊に入り、頭角を現し始めます。
「2年間に500万人ものユダヤ人をはこんだ。」と自慢したそうです。
上からの命令を忠実に実行する凡人。
彼を知る人たちは、彼の中に天才や優れた知性を見出すことはなく、いたって平凡で生真面目な男だったと言っています。
命令に忠実なだけで、その命令がどのような結果をもたらすのかまでは、思考が及ばないような人物だったのでしょう。
まるで、かつては日本の国は優秀な官僚で保たれているといわれた面影もなくなった、
我が国の官僚様たちのようですね。
生殺与奪権を政治家に握られた官僚たちは、政治家たちの意のままに働く、走狗となりはてましたね。
官僚になれるほど優秀な人たちが、政治家の思い通りに、現代のアイヒマンと化してまじめに働かれると、優秀なだけに恐ろしいですね。
政治家やその取り巻きに都合の良い社会が作られているような気がしてなりません。
(できるならば、おいどんもその輪の中に入りたいものだ。)
一部の心ある官僚の声など、同調圧力にかき消されてしまうのが落ちです。
同調して結果を残さねば、出世もできないのでしょうか?
森友学園事件では、財務局の職員が、決裁文書改ざん強要により自殺されました。
薄気味悪いのは、この職員の働かれていた財務局の他の職員のリアクションが全く感じられないことです。
人間的な感情の揺らぎもなく、淡々と、政治家に忖度し、事件終息への業務を全うされているのでしょうか?
本当に、気味悪いですよ。
「彼らの罪は、従順すぎることか?」なんて おいどん 考え・・憂鬱になるのです。
(すぐ忘れちゃうんだけれど・・・。)
掲げてた理想も今は遠く
守るべき誇りも見失い (浜田省吾さん J・BOYより)
なんてことは悲しすぎます・・・。
by
守るのは我が身のみ
生きるために不必要なプライドは捨てた
たたかう現場監督