宮島の東の隅に カノープス?

全天でシリウスに次いで2番目に明るい(太陽を除く)恒星のカノープス

高度が低いため、日本では本来の明るさを感じることはできません。

寒い二月がカノープスの見ごろとなり、南中時刻は20時前後。

おいどんが住んでいる広島県廿日市市は、南に日本三景の宮島があり、宮島にさえぎられない場所から、カノープスを探すことになります。

昨年は大竹市のとある港からの撮影を試みましたが、現地に到着するとガックリ。

石油コンビナートの光がまぶしすぎて、あきらめて帰りました。

今年こそは何とか撮影できないものかと考えて、2月の22日に廿日市市の木材港へ。

撮影してみると、何やら1枚の写真にそれらしき光が写っていました。

喜んだのもつかの間、家に帰って撮影してみると、残念なことに少しぶれて写っています。

「ちっくしょー。」ですね。

天気を見計らって、25日の夜、再度こりずに出撃です。

「また出かけるん。」と嫁さんのあきれたような声も、気にならない鉄の心を持つ おいどんなのだ。

おいどんのカメラではマニュアルで最大60秒の露光時間、レンズは14㎜の広角レンズ(35㎜カメラで28㎜)しかないため、カノープスシリウスが1枚の写真に入らない。

そのため、写真を上下2枚に分けてセルフタイマーで撮影してみました。

(シャッタボタンを押したときの手振れ防止のため。)

「うつってるど!」

60秒の間にも星はこんなに動いているんだと感動するおいどんです。

(地球が回っているのですが・・・。)

早々プリントアウトして重ねてみると・・・間違いなくカノープス・・・。

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カノープスのカの上部分)

「やった。」年甲斐もなく叫んでしまいそうでした。

残念なことに目の悪いおいどんは、肉眼では確認できなかったことが心残りではありますが、久々にワクワクしましたね。

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カノープスの写真が撮れたよと、嬉しそうに話すと、

会社の同僚からは

「何それ?」と少しひかれる

たたかう現場監督