東芝 日本の縮図か?

高校生の時、ゴルフ場でキャディーのアルバイトをしていました。

プレイされていた方がお話されていたことが、いまだに忘れられないのです。

「出世しようと思ったら、上の人間の気持ちを察して、先回りして上司がご機嫌麗しいようにしておかなければダメだよ。。」

「気働きっていうのが大切なんだよ。」と言われていました。

「おいどんは特に出世したいとも思わないから、関係ないか・・・。」なんてその時は思っていました。

右肩上がりに景気が良くなっていた時代ならともかく、日本の国内だけじゃなく世界を相手に日本企業は戦っていかねばなりません。

ましてテクノロジーの進歩の早いこの時代には、忖度だけで出世したような経営者がいるような会社は危ないですね。

このような会社だと、まともなことを言う社員は、どこか地方に飛ばされちゃうんでしょうね。

お気に入りのイエスマンばかりを引き連れた、裸の王様。

自らもイエス、イエスで出世した、社内政治に長けただけの、経営能力のない経営者では、今の時代生き残れません。(一番優れた能力が忖度なのですから・・・。)

しかし、この人たちの権力やお金に対する執着心は、笑いが出るくらい素晴らしいのです。

自らは会長になり、お気に入りの部下を社長に据え、フィクサー気取りだからたまらない。

みるみるうちに、世界的な大企業もばらばらに・・・。

 

そう考えていると、日本の政治や中央省庁でもこのありさまなのだろうと想像できる。

忖度と己の保身ばかり考えている人たちに、この国を任せて本当に大丈夫なのか心配になってきたよ。

おいどんの力じゃ、どうしようもないけど・・・。

杞憂であってほしいと願う、おいどんなのです。

 

by

ぜひ『東芝の悲劇』という本を読んでみてほしい

たたかう現場監督