終身雇用制度は悪か?
高度成長期には我々の生活を支え、日本経済を発展させてきたこのシステムが壊れようとしている。
日本経済が停滞しているこの三十年の間にも、年功序列で給料を上げ続けてため、歪が出てきたのだ。
右肩上がりの景気だったころならともかく、誰がやっても効率が変わらない仕事の担い手に、年功だけで給料上げていけば、会社が立ち行かなくなるのはおいどんでも理解できます。
特に生産性のない、ルーティンワークに近いものは昇給に限度を設けるか、昇給率を下げる。
給料は少ないが、休日出勤や残業をなくし、自由な時間を確保できるようにしてあげるなどすれば、多様化してきたライフスタイルに沿うことができるかも・・・。
仕事で付加価値を生む人と、生まない人の差はつけるべきですね。
その評価基準のつけ方は難しいのでしょうが・・・。
給料を上げすぎたのか、給料の割に働かない人が増えたせいなのかはわかりませんが、あのトヨタだって、終身雇用を維持するのは難しいというような状態です。
猫も杓子も同じように給料上げてりゃ、固定費が増大して会社自身の首を絞めることになります。
また会社によっては、妙に役職の付いた人が多いなんてことになっていないのだろうか?
まるでお役所みたいに、肩書ついた人がやたらといるように・・・。
(お情けでの役職は不要です。)
生き方も多様化し、昔のように皆が出世を願い、せめて課長か部長くらいにはなんて人は、少なくなったように思います。
数少ないが役職に行いた優秀な人には、あんなに給料をもらえるんだというくらいにしなければ、夢がありません。
役職につかない人とついた人の給料の差が少なすぎて、役職のポストに魅力がなくなっています。
いろいろ問題はあるのでしょうが、日本人にはこの制度が、文化的なことを考えると、成果主義より向いていると思うのです。
おいどんみたいな小市民は、会社がつぶれたりしない限り、あと何十年務めることができるんだと言う安心を与えてくれる終身雇用制度。
自分の人生を会社の歴史や成長と重ね合わせることができるこの制度を、簡単に捨て去ってよいのかと ふと考える おいどんです。
by
一度立ち止まって考えることは必要ですが、
立ち止まったままの
たたかう現場監督