光る石

山口県岩国市の錦川沿いを車で走っていると、謎のような看板を見ることがありました。

木の板におそらくペンキで書かれたのであろう手書きの文字。

おいどんが若かったころ何度も目にすることがあったこの看板。

表記はただ《光る石》のみ。

友人に話してみても、見たことあるけど何のことやらわからんとのこと。

謎すぎて、この看板見ても どうすりゃいいのさなんて思っていました。

 

月日は流れ、あるラジオ番組で「岩国市の光る石博物館が閉鎖になります。」ということを聞きました。

もう今から十数年前のことです。

《光る石》ってこんな施設だったの!と初めて知りました。

これは行ってみなくてはという思いがこみ上げ、全く興味のない嫁さんも誘って家族四人で出発した日曜日の朝。

 

喜和田鉱山タングステンの採掘場あとです。

古びたプレハブの展示場。

おいどんにとってはお宝の山でしたね。

こんな施設って知っていたらもっと早く来たかった。

子供たちも興味津々。

ブラックライトが当たると赤紫や緑色の鮮やかな発色がとても美しいのです。

展示品の販売もしており、欲しくなるものがたくさんあります。

おいどんは二つほど石を購入。

家に帰って子供の持っていた、こどもちゃれんじのブラックライトを照射してみるのが楽しみでした。

家に帰ると大急ぎでブラックライトを照射。

光の量が少ないのか全然光りません。

らちが明かないのでホームセンターにブラックライトを買いに行ってみました。

思ったほどではないけれどぼんやりと発色しています。

ちょっとうれしくなり、にやけてしまうおいどんがそこにいました。

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(下の写真はブラックライトを照射したもの)

こんなお宝の山の「光る石博物館」が閉鎖されてしまうなんて・・・

とても残念で悲しいのですが、《光る石》の謎が解け、せめて閉館前に一度だけでも立ち寄れたことは幸せなことでした。

 

by

機会を見つけて

いつか錦川鉄道のとことこトレインに乗ってみたいと思う

たたかう現場監督

(幻想的な光る石を使ったトンネルを見てみたいのです。)