釘踏み抜き
安全靴を履いていても、完全に防げるものではないのです。
靴底を貫通して釘が足の裏に刺さる手前で、違和感を覚え足を止め、刺さらないこともあるのだが・・・。
おいどんは小学校五年生の時、遊んでいる最中に錆びた釘を踏んでしまいました。
釘は親指に突き刺さり、翌朝には指がはれ上がり、お袋に釘を踏んだことを話すと、
「破傷風かもしれん。すぐに病院に行こう。」と学校を休み病院に急行。
病院で処置していただき、その後包帯をしていた記憶があります。
破傷風菌は嫌気性の細菌で、酸素のない傷口の中で増殖し、神経に作用する毒素を作り出します。
土の中にも存在し、傷口から侵入することもあります。
毒素が血液とともに全身を巡り、全身性破傷風となると致死率が10%から20%程度の為、注意が必要です。
今思えば迷信のようなお話なのですが、釘が刺さった時の対処方法として、新入社員の時に現場で聞いたものを2つ。
① 刺されたらすぐにその場所をトンカチでたたく。(おそらく、傷口から血液とともに細菌を出すため。)
② 傷口にマッチの頭薬部を削り取って乗せ、それに火をつける。(加熱殺菌なのか? ほとんど呪術的な感じしかしない。)
というものです。
効果のほどはいかがなものかと思いますが、傷口から血液を絞り出し、消毒後、バンドエイドなどを張っておくという方法を おいどんはとっています。
運良くか悪くか、今まで数回釘を踏むことがありましたが、この方法で問題はありませんでした。(あくまで個人的な意見です。)
現場では釘やビスを使用することが多いので、片付け清掃は必要です。
また、駐車場などでも釘やビスの落ちていることがあります。
車のタイヤのパンクや第三者のケガにつながる恐れがあるため再確認は必要です。
by
ビスや釘を扱う業者が帰った後は、
意外とこまめに落ちていないか確認する
たたかう現場監督