スポーツの迷信?

ある業者の方から聞いたお話です。

その方は高校生時代、野球部に入っていたとのこと。

当時は水を飲むと疲れやすくなり、体が動かなくなるということが信じられていた時代でした。

朝の7時から朝練。授業が終われば部活が始まり、終了は夜の10時前まで。

当然水を飲むなんてことは、許されないことでした。

その方が入学する2年前に、一度だけ甲子園出場したことがあり(1回戦敗退でしたが・・・。)、顧問の先生も引き続き指導されています。

もう一度甲子園へ、という思いもあったのか、毎日熱心に指導されていました。

特に夏休みの練習は、朝9時から夜の8時までの長時間に及び、食事の時以外は水分の摂取はできません。

とある夏の日の午後、練習の合間にキャプテンとその方がトイレに行った時、キャプテンがいきなり、トイレブースの扉を開け、しゃがみこみます。

何事かと思った瞬間、キャプテンは便器にたまっている水を手にすくい、飲み始めたのです。

水が見えた瞬間、本能的に体が動いたのでしょう。

それほどまでに体が水を求めるような極限状態だったということです。

今ではとても考えられませんが、このような根拠のない迷信が信じられていた時代があったのですね。

その方はキャプテンを横目に見ながら、用を済ませた後の手洗いの時、監督から見えないように水を飲んだとのことです。(冷静ですね。ただ、キャプテンは手洗いの水を飲むことすら、考えられなかったのでしょう。)

キャプテンの姿が目に焼き付いて、いまだに忘れられないとのことでした。

 

わが社の社長さんも野球部で練習に明け暮れ、小学校の時は外野に転がったボールを取りに行くとき、わざと転んだふりして、ブランコの下の水たまりの泥水を飲んだことがあると言われていました。(さすが社長、頭脳プレー)

これらは、昔の野球あるあるなのですかね?

 

by

気合も根性もない

たたかう現場監督