ワンちゃんファースト?
会社の同僚マサミンは嘆く。
休みの日。
朝目覚めるが、もう少し寝ちゃおうと、毛布にくるまっているところで、奥様からの指示が飛ぶ、(奥様もまだ寝転んでいます。)
「ペペちゃん(お犬様のお名前です。)が、さみしがってたらいけんので(いけないので)、下に降りてテレビつけておいて。」
奥様のお言葉に反論でもしようものなら、休日の朝から不快な思いをすることになるので、「はいはい。」と少し不満を抱えながら、寝床を出るマサミン。
これはマサミンの休日最初の業務です。
テレビをつける事をすっかり忘れて、朝食でも取っていようものなら、
「なんで言ったことが出来んの!」と奥様からの叱責。
疲れて仕事から帰ってきても、ゆっくりすることはできない、
「ペペちゃんが待っているんで、すぐにお散歩に連れて行って。」と言われ。
夕飯を食べようとすると、
「ペペちゃんのご飯はもうあげたの?」なんて言われてしまう。
まさにお犬様である。
「おかしいでしょう? 俺は人間なんですけどね・・・。」マサミンお怒りです。
しかし、その怒りをぶつけるところはどこにもないので、夕食後はすぐに自分の部屋に入ってユーチューブ鑑賞。
自分の世界に入り込んでいくのです。
(誰も触れない一人だけの国ですね。)
夏になってくると、ペペちゃんが熱中症になってはいけないので、冷房をかけて家を出るらしい。
「今日は暑かった~。」とマサミンが家に帰って涼もうと思ったら、エアコンはもったいないと切られてしまう始末。
「犬以下の扱いですね・・・。」
今年の9月、マサミンの部屋のエアコンが壊れてしまった。
残暑が今年は厳しかったため
「エアコンを修理するか、新しいの買って。」と奥様に相談すると
「お金がないので、今年は無理。」とそっけない返事。
熱くてたまらないので、娘さんの部屋で涼んでいると、
「しょうがないな~。」と言われてしまうマサミン。
何とも切ない話である・・・。
by
まさにワンちゃんファースト。
いつの日か、マサミン ファーストになる日を願う
たたかう現場監督