修学旅行の思い出 2

ホテル錠というものをご存じでしょうか?

ホテルでよく使用されているため、この名前があります。

宿泊している部屋に入るためには、当然カギを使用し、開錠して入室します。

室内から部屋を出るときにはカギは必要なく、ドアノブを回すだけでドアを開けることができます。

ただ、ドアが閉まるだけで施錠されてしまうという、ある意味恐ろしい錠前なのです。

これはおいどんが高校生だった頃のお話です。

すでに11時過ぎ、友人3人は他の部屋に遊びに行こうと、部屋からこっそり抜け出しました。

ドアはゆっくり締まります。

「あっ、カギわすれた。」とドアを開けようとしますが、当然、ホテル錠なので開くはずはありません。

「どうしよう・・・。」3人は顔を見合わせます。

「とりあえず。担任のところに行こう。」と先生の部屋を訪ねます。

「何かあったんか?」先生 眠たそうな顔です。

顔がちょっとだけ赤いような気がします。(きっとお酒ですな。)

「実は、部屋の鍵がかかって、入れなくなってしまいました。」

「しょうがないのー。フロントに行って開けてもらおうかのー。」先生も部屋から出てきました。

「カチャ。」

「あっ。」先生少し慌てています。

「バカたれが。わしも(私も)ロックかかってしもうたじゃろーが!」先生も部屋に入れなくなってしまいました。

その後 先生と3人の友人はしょんぼりと、フロントまで降りていきましたとさ。

 

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色々な失敗も

時は笑い話に変えてくれると

しみじみ思う

たたかう現場監督