アンブレイカブル

会社の後輩マサミンから聞いた実話です。

マサミンが働き始めて2年目のとある日。

建設現場の仕事が終わって、コンビニで買い物をして、車に向かっていると、

「キー。」という音が後ろから聞こえ、振り向くと原付バイクが迫ってくる。

「ドン。」と避ける間もなく衝突。マサミン 吹っ飛ぶ。

原付バイクはマサミンにぶつかったせいで、バランスを崩し転倒。

運転手も吹っ飛び道路上で倒れている。

激しい音がしたせいで、店の中から5・6人が「大丈夫ですか?」と駆け寄っていく。

「お尻が痛い。」とマサミンは上半身を起こし、周囲を見渡す。

店から出てきた人たちは、道路上で血まみれになって倒れている原付の運転手のほうにみんな駆け寄っていく。

だれもマサミンのほうに近寄ってくる人はいません。

「なんで?  おかしいじゃろ。」

マサミン立ち上がり「あのー。ぶつけられたの僕なんですけど・・・。」

「うるさい。早く救急車を呼べ!」とコンビニの店員。

マサミンしぶしぶ119番に電話する。

 

しばらくして救急車が到着。重症の原付の運転手は病院に運ばれて行きました。

「ひかれたの、俺なんじゃけど・・・。」途方に暮れるマサミンでした。

 

 

 by

マサミンのように

不滅の肉体を持ちたいと願う

たたかう現場監督