子供についた うそ   

長男坊がまだ保育園に行ってた頃のお話(二つ)です。

 

1つ目

仮面ライダーウルトラマンが大好きだった長男坊。

おいどんがお休みの ある土曜日、保育園のお迎えに行って、二人っきりの帰りの車の中で、

「隠してたんだけど、実は父さんは、ウルトラセブンなんだ。」

「これは二人だけの秘密だから、絶対ほかの人に教えちゃだめだよ。」って うそ ついちゃったんだ。

 

そんな嘘ついたことなんかすっかり忘れて、約1月後。

またまた土曜日のお迎え。

 

長男坊を探しに、園内に入ったとたん、園内は大騒ぎ。

そりゃ、ウルトラセブンが保育園に来たんだから、そうなるよね。

「セブンが来た!  ウルトラセブンが来た!」子供たちは大興奮。

 

おいどん 思わず赤面。

「なんて口の軽いやつなんだ!」口の軽さは おいどんからの遺伝か?

長男坊を抱き上げ、逃げるように保育園を後にしました。

(誰にも言うなってほうが、無理だよね・・・やっぱり。)

 

 

2つ目

お客さんの都合で、夕方6時から仕事を開始する現場(高速道路のサービスエリア)でのこと。

ほぼ仕事終了のめどがついた夜8時半頃に、嫁さんから電話。

長男坊が突然、もみじ饅頭のクリーム(もみじ饅頭には、あんこ・チョコ・クリーム・抹茶など たくさんの種類があります。)が食べたいと言うのでので、買ってきてとのこと。

嫁さんからの話(指示、又は命令?)は絶対です!

答えは Yes   I   can. のみです。

 

仕事終わるのは9時過ぎ頃になりそうで、もみじ饅頭売ってる店は近場(作業している場所は街中から離れたところにある。)にないため一瞬悩んだが、ふとひらめいた。

作業終了後、サービスエリアの売店に行き、めぼしいものを探す。

「これだ!」思わず叫びそうになってしまったのは。

プチシュー(シュークリーム)。

即座に購入して、お家に急ぐ。

 

「もみじ饅頭 あったん?」と嫁さん。

バカたれか、こんな時間にどこで売っとんじゃい!なんてことはグッと飲み込んで、

(おいどんは仏のツカさんです。)

「はい、お土産。」と長男坊にプチシューを手渡す。

 

「もみじ饅頭じゃない!」とゴネ始める長男坊。

 

「これはね。もみじ饅頭の赤ちゃんなんよ。」

「大人になったら、とげとげが出てきてもみじ饅頭になるんよ。」と言う おいどん。

 

「そーなん。これもみじ饅頭の赤ちゃんなんじゃ。」と言い、食べ始める長男坊。

 

「おいしいじゃろ?」と聞くおいどん。

「うん。おいしい。」と長男坊。

 

おいどん ミッション完了です。やれやれ。

 

by

自らを、たたかう正義の エージェントと言う

たたかう現場監督