遥かなるウクライナ 

ロシアからの理不尽な侵略を受けたと聞いた時、首都キエフは数日の間に占拠されてしまうのではないかと思っていました。

ロシアの軍隊の士気や補給等にも問題があるらしいのだが、予想以上に時間がかかっているようだ。

ウクライナのゼレンスキー大統領が逃げることなくキエフに残り、国民を鼓舞。

民間人も自国を守るために、必死に戦っているからなのだろう。

これが日本だったらと考えると恐ろしいですよ。

総理大臣をはじめすべての閣僚は、一目散に安全なところに避難し、どこにいるかわからない・・・。

国民は誰かが国を守ってくれるだろうと他人事。

「大変なことになってるらしい。」なんて携帯の動画見ながら、会話をするのだろうか?

 

「ロシアが攻めてきたら、戦う気はある?」なんて夕食時に次男坊に聞いたら、

「誰が、戦争になんか行かせるもんか!」と真っ先に嫁さんの第一声。

(次男坊に聞いているのだが・・・。)

「戦いにはいきたくない・・・。」と次男坊。

会社の後輩に聞いても同じ答えでした。(まあ、普通はそうだろうけどね・・・。)

だって死んじゃ元も子もないですから。

「攻められたとしても、武力の行使はいけない。」

「こっちが戦わないなら、向こうも戦いをやめてくれるだろう。」なんて馬鹿なこと言う人は、侵略されても まだいそうな気がします。

あっという間に、日本は白旗上げてしまいそうですな・・・。

戦後教育のたまものか、自国を守るという気持ちが希薄なのです。

国民に日本という国は、数ある国々の中で本当に恵まれた国なんだよということと、国を守るのは他人じゃなくて自分たちなんだということを、ちゃんと教育しなくてはだめですな。

君が代国旗掲揚に過剰反応するのではなく、世界に誇れる日本にしませんか。

何が先進国なのかな?

ウクライナはるかなり・・・。

 

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自分は戦いに

駆り出されることはないだろうと

高を括りつつ

思えば、ベトナムという国の国民は

なんと強靭なのだろうかと羨ましくもある

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豊かさは搾取の上に成り立つ?

熱は高温から低温に移動し、低温から高温には移動しない。

熱は移動し、最終的には熱の移動は終わり平衡状態となります。

これを人々の豊かさに当てはめてみると・・・。

本来ならば、豊かさが世界中に行き渡り、人々の豊かさが徐々にではあるが、平衡状態となり、ある程度の豊かさを共有できそうな気がするのだが・・・

と妄想する おいどんです。

(当然かもしれないが、豊の分配に熱力学の法則は当てはまらないようだ・・。)

一部の富める者が、豊かさをこれでもかというくらいため込み手放さないのは、理性より欲望の力のほうが勝っているからなのだろう。

豊かさの量は決まっているとして、非常に豊かな人たちがいるということは、非常に貧しい人々がいて、バランスが取れているということです。

豊かになれる仕組みを作ったもの勝ちなのでしょうかね?

豊かさは、誰かの豊かさを搾取することによって、成り立っているのでしょう。

奴隷制度は表向き無くなったように感じられるが、恐ろしいほどの低賃金で働く人々の犠牲の上に成り立っているこの豊かさは、本質的には変わってないのじゃないのか?などと考えてしまうのです。

都合よく派遣社員の制度を使い、派遣社員を業務の繁忙の調整弁としてのマンパワーとみなし、使い捨ての駒扱い。

豊かな人たちはその豊かさのレベルを下げることはしないでしょうし、そんな気もないでしょう。

結局この豊かさは、誰かの豊かさを奪うことによって成り立ち、その搾取の過程を見えないように取り繕っているだけなのだ。

有限なこの地球上で、富貴を争うむなしさを感じる おいどんでした。

(ほぼ八割は、おいどんの妬みなのだろう・・・。)

 

おまけ

アメリカ建国の父と言われるジョージ・ワシントンアメリカ独立戦争が終わったとき、バージニアに持っていた土地は58000エーカー(約4047平方メートルが1エーカー)とのこと。(物語 世界史への旅 山川出版社より)

そりゃ、大統領にもなれるよ!

 

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自分がお金持ちだったら

こんな事絶対に書かないと言い切れる

たたかう現場監督

気づいた時には・・・現場での悲しい出来事

 

昔務めていた会社での出来事です。

今のようにパソコンも携帯電話もなく、業者との連絡は電話かFAXのみだった時代。

(ポケベルなんて言うのもありました・・・懐かしいですね。)

後輩のキシやんに業者との連絡を頼んで、工事現場を後にしたおいどんが、翌日彼から聞いたお話。

18時過ぎ、業者もすべて撤収し、現場事務所に一人になったキシやん、おいどんの言いつけ通りに業者に電話します。

「あっ、そうですか・・・まだ帰られてない・・・。」

「いつ頃帰られますでしょうか?」

「7時ごろ帰社予定ですね。また電話します。」と電話を置くキシやん。

一人ぽつんと時がたつのを待っています。

ようやく7時になりました。

「○○さんは帰られましたでしょうか?」

「電話中ですか・・・終わられたら、電話いただけるようお願いします。」

10分がたちましたが、まだ電話はかかってきません。

「長電話やな・・・、俺 帰りたいんじゃけど・・。」本音がぽつり。

気づけば時間は、もう7時半過ぎ。

「なんで電話 かけてこんのんじゃい!」しびれを切らしたキシやん、受話器を少し乱暴に取り上げ、電話します。

「えっ。」と声を上げるキシやん。

「本日の業務は終了いたしました。ご用件のある方は・・・。」電話の向こうでは、非情にも録音された女性の声が響いていたそうな。

「悲しすぎますよ。」とこぼす キシやんでした。

 

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この後、キシやんを連れて

焼肉屋に行った

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

東芝 日本の縮図か?

高校生の時、ゴルフ場でキャディーのアルバイトをしていました。

プレイされていた方がお話されていたことが、いまだに忘れられないのです。

「出世しようと思ったら、上の人間の気持ちを察して、先回りして上司がご機嫌麗しいようにしておかなければダメだよ。。」

「気働きっていうのが大切なんだよ。」と言われていました。

「おいどんは特に出世したいとも思わないから、関係ないか・・・。」なんてその時は思っていました。

右肩上がりに景気が良くなっていた時代ならともかく、日本の国内だけじゃなく世界を相手に日本企業は戦っていかねばなりません。

ましてテクノロジーの進歩の早いこの時代には、忖度だけで出世したような経営者がいるような会社は危ないですね。

このような会社だと、まともなことを言う社員は、どこか地方に飛ばされちゃうんでしょうね。

お気に入りのイエスマンばかりを引き連れた、裸の王様。

自らもイエス、イエスで出世した、社内政治に長けただけの、経営能力のない経営者では、今の時代生き残れません。(一番優れた能力が忖度なのですから・・・。)

しかし、この人たちの権力やお金に対する執着心は、笑いが出るくらい素晴らしいのです。

自らは会長になり、お気に入りの部下を社長に据え、フィクサー気取りだからたまらない。

みるみるうちに、世界的な大企業もばらばらに・・・。

 

そう考えていると、日本の政治や中央省庁でもこのありさまなのだろうと想像できる。

忖度と己の保身ばかり考えている人たちに、この国を任せて本当に大丈夫なのか心配になってきたよ。

おいどんの力じゃ、どうしようもないけど・・・。

杞憂であってほしいと願う、おいどんなのです。

 

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ぜひ『東芝の悲劇』という本を読んでみてほしい

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

宮島の東の隅に カノープス?

全天でシリウスに次いで2番目に明るい(太陽を除く)恒星のカノープス

高度が低いため、日本では本来の明るさを感じることはできません。

寒い二月がカノープスの見ごろとなり、南中時刻は20時前後。

おいどんが住んでいる広島県廿日市市は、南に日本三景の宮島があり、宮島にさえぎられない場所から、カノープスを探すことになります。

昨年は大竹市のとある港からの撮影を試みましたが、現地に到着するとガックリ。

石油コンビナートの光がまぶしすぎて、あきらめて帰りました。

今年こそは何とか撮影できないものかと考えて、2月の22日に廿日市市の木材港へ。

撮影してみると、何やら1枚の写真にそれらしき光が写っていました。

喜んだのもつかの間、家に帰って撮影してみると、残念なことに少しぶれて写っています。

「ちっくしょー。」ですね。

天気を見計らって、25日の夜、再度こりずに出撃です。

「また出かけるん。」と嫁さんのあきれたような声も、気にならない鉄の心を持つ おいどんなのだ。

おいどんのカメラではマニュアルで最大60秒の露光時間、レンズは14㎜の広角レンズ(35㎜カメラで28㎜)しかないため、カノープスシリウスが1枚の写真に入らない。

そのため、写真を上下2枚に分けてセルフタイマーで撮影してみました。

(シャッタボタンを押したときの手振れ防止のため。)

「うつってるど!」

60秒の間にも星はこんなに動いているんだと感動するおいどんです。

(地球が回っているのですが・・・。)

早々プリントアウトして重ねてみると・・・間違いなくカノープス・・・。

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カノープスのカの上部分)

「やった。」年甲斐もなく叫んでしまいそうでした。

残念なことに目の悪いおいどんは、肉眼では確認できなかったことが心残りではありますが、久々にワクワクしましたね。

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カノープスの写真が撮れたよと、嬉しそうに話すと、

会社の同僚からは

「何それ?」と少しひかれる

たたかう現場監督

 

 

お金持ちになられた方へ

しがないサラリーマンのおいどん。

お金持ちになられた方に、ささやかなお願いがあるのです。

涙あふれる感動の物語を、実現してほしいというわけではないのでご安心を・・・。

才能と度胸と強運を持ち、努力を怠らないからこそ、お金持ちになられたのだと思いますが、お金の使い方をもう少しでも考えていただければと思い、つたない文を書いています。

お金の稼ぎ方はともかく、あふれるほどのお金をお持ちならば、優秀だが家庭の問題などで、勉強(進学)をあきらめようとしている子供たちのサポートをしていただけないでしょうか? (一つの例として)

サポートされ子供たちが、その志を受け継いで、また次の世代に続けていくというスパイラルができれば・・・なんて思うのです。(What a wonderful worldですね。)

方法はこれ以外でも、社会を少しでも変えようとする、ムーブメントを起こしてほしいのです。

多少は世の中が良い方向に向かうのでは・・と信じていたいのです。

単なる妄想ではありますが・・・。

お金持ち(成功者)としての理想の姿を子供たちに見せてほしいのです。

せっかくお金持ちになったのだから、お金持ちアピールをしたくなるのはわからないでもありません。

アピールもあきて、何かやることないかななんて思ったら、このようなことを考えていただければ助かります。

持っているお金を何に使うのかということは、とても大事なことです。

欧米のように、ノブレス・オブリージュの精神を教育されていないこの国では、お金持ちになったとたん、煩悩むき出しでお猿さんのようにはしゃぐ人たちもいます。

しかし、俺はそいつらとは違うんだぜ!なんて人が、【かっこいい大人】の見本として、もっと現れてもいいのではと思う おいどんなのです。

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宝くじが当たったら

スポーツカーにクルーザーだと妄想する

たたかう現場監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアル お日さん西西

「おひさんにしにし」と読みます。

働き始めた高松市香川県)の会社の研修の時、先輩たちが作ってくれた建築用語集の中に記載されていた言葉で、「これは面白い。」と思った記憶が残っています。

「あー早くお日様が西に傾いてほしい、五時になったら仕事終わるのになー。」とお日様が西へ西へと傾いていくのを、ひたすら待っているような、お気楽な仕事っぷりの人達のことを表す言葉ですね。

バブルのころ、工事現場の片づけ要員として手配してもらってた作業員などは、この手の人が時々紛れ込んでいました。

「ここの片づけ頼みますよ。」なんて指示を出し、しばらくして見に行くと、作業は適当で、勝手にどこか違う場所に行ってしまってるのです。

行方不明の作業員を探しに行き、片付けの手直しなどやってもらっていると、時間ばかりがたって、

「監督さん、五時になったんで帰ります。」なんて言って、中途半端なまま帰っちゃうなんてことがありましたね。

 

先日のこと、わが同僚のマサミンにも、西西なことをやられてしまったのだ。

マサミンの乗っている会社の車の調子が悪くて、修理に出していたのだけど、

「メーカーに確認してもらったけど、問題ありませんでした。」との連絡を受け、お昼過ぎに彼は車を引き取りに出かけました。

片道30分程度なので二時半には遅くても帰ってくるかな? なんて思っていたのですが・・・。

帰ってきたのは三時過ぎ。

『どこかで、少しさぼってたか?』なんて思っていると、

「あの車屋さんの対応が遅くて・・。」なんて、何も聞いてないのに、言い訳がましい言葉・・・。

「問題ないとは言ってたけど、曲がった後のハンドルの戻りが前より悪くなってるような気がします。」

「乗ってみてくださいよ。」なんて言われたので、現場敷地内を走行してみる。

通常、カーブを曲がった後は、ハンドルが自然に直進の状態に戻ろうとするのだが・・・。

この車は、ハンドルの戻りが悪く、ハンドル操作でサポートしてやらねばならない。

「こりゃー、変だ。運転しずらい。」サポートしなければ、ミズスマシのようにぐるぐる回りそうです。

マサミン、早速、車屋さんに電話をしている。

「もう一度、車を点検してみますので、持ってきてくれと言われました。」

「ちょっと行ってきます。」と弁当箱などちゃっかり手にしている。

「こいつ、現場に帰ってくる気ないな・・・。」なんて思いながら見送るおいどん。

16時半過ぎ。マサミンから電話。

「調整してもらって、さっきよりは良くなった気がします。」

「今から現場に帰っても、五時過ぎるんで、今日はこれで帰ります。」とのたまうマサミン。

「今日の昼からは、あんたは車に乗ってちょろちょろしてるだけで五時じゃ。」

「まだ五時になってないけど帰りますなんて、まさに、お日さん西西じゃのー。」

「今回は車の件なんで、俺の責任じゃありませんよ。

「まあええよ。今回は見逃しちゃろー。」とユルユルのおいどんでした。

 

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以後、彼のあだ名を

お日さんニッシーと呼ぶことに決めた

たたかう現場監督