匠 塗装について

匠という言葉が嘘くさい。

劇的ビフォーアフターという番組だったか、なんちゃらの匠だという人が出てきて、建物の改修を請け負い、出来上がった建物を見て、依頼した家族が感動するというストーリー。

この番組で何度も聞いた 匠 という言葉が鼻につくのである。

知り合いの方から、住んでいる家の外壁塗装工事の依頼を受けました。

施工していただく業者は、社長をはじめ、みんな三十代前後で若いのですが、丁寧な仕事っぷりでおいどんが信頼している塗装業者です。

おいどんの家の外壁塗装する時は、ぜひ頼みたいと思っているのです。

大事にしているのは丁寧な下地処理。

塗装工事は塗り終わってしまえば、良くも悪くもほぼ見た目は同じ。

塗装前の下地の洗浄やプライマー(塗料を下地に密着させるための接着剤のようなもの。)塗布、仕上げ塗料の中塗り、上塗りをきっちりやっているかで、仕上がり具合や耐久性が変わってきます。

依頼されたお宅の塗り替えをしている時、隣の家も偶然 他業者で施工されていました。

ほぼ同時に工事が始まったのですが、こちらが塗装下地の水洗いをして乾燥期間をとっている間に、隣の家はもう塗装が始まっています。

「絶対水洗いしてないやろ・・・。」と職人さんがぶつぶつ。

「こっちはこっち。いつもと同じようにきっちり仕事していこう。」

簡単に塗料が剝がれたり、色あせが早かったりすることがないように、手順に沿って仕事をしていきます。

悪い業者は仕上げの塗装を一回塗りで終わらせたり、契約した塗料のランクを落としたりすることがあります。(見た目だけでは、本当に分かりにくいのです。)

塗料の種類によって耐用年数にも差が出ますので、よくよく検討をする必要があります。

(ウレタン系、シリコン系、フッ素系と耐用年数と価格が高くなります、最大のフッ素系でも20年程度です。)

外壁塗装工事をする場合には、塗装工事だけでなく、サッシ廻りなどの周りにあるシーリングも一緒に施工するほうがお得です。

せっかく足場を架けているのですから。

雨の侵入を防ぐためにも、シーリングのうち替えをお勧めします。

(西日の良く当たる外壁面のシーリングが固くなって役目を果たさなくなることが多いので注意。)

 

お隣の家はシーリングもそのまま塗装が行われた様子です。

施工しているのは 会社名に匠の文字の有る塗装会社なのですけどね・・・。

こちらの半分くらいの工期で、施工完了していました。

恐ろしやー。

おいどんたちはこんな施工できまへん。

 

by

打ち合わせ無しで、勝手に改修して

満足していただける域には

いまだ達していない

たたかう現場監督